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- NVIDIAのフアンCEO、日本の「侘び寂び」に言及…AI時代だからこそ人間特有の資質が重要になる

- エヌビディアのジェンスン・フアンCEOは、AIの時代において子どもが何を学ぶかについて、親が過度に心配する必要はないと語った。
- 彼によると、ストーリーテリング、創造性、判断力は今後も重要であり続けるという。
- AIはタスクを自動化する一方で、人間をより難易度の高い仕事に向かわせることになると指摘している。
エヌビディア(Nvidia)のCEOジェンスン・フアン氏は、人工知能(AI)の時代において子どもに何を学ばせるかについて、親は過度にこだわるべきではないと語った。
「正直なところ、何を学ぶかは重要ではないと思う。かつて重要だったことは、これからも間違いなく重要であり続けるからだ」
フアン氏は5月下旬、シンガポールのニュース専門チャンネル「Channel NewsAsia」のインタビューでそう断言した。
フアン氏は、学生たちは「AIに代替されない分野」を追い求めるのではなく、むしろAIを活用して自身の学びを深め、スキルを磨くことに集中すべきだと主張した。
彼は、AIがどんなに強力に進化しても価値を失わない分野の例として、ジャーナリズム、ストーリーテリング、芸術、そしてデザインを挙げた。さらに、優れたインタビュアーは入念な準備をしているだけでなく、その場に集中し、相手の言葉に注意深く耳を傾け、瞬時にダイナミックな反応を返すことができると指摘した。
「聴衆に向けてストーリーを語る能力は、いまと同じように将来においても重要なスキルであり続けるだろう」とフアン氏は語った。
また、日本の「侘び寂び(わびさび)」という概念、すなわち不完全さの中にある美しさにも言及した。AIがあらゆる場面に浸透する世界だからこそ、人間特有の資質がより一層尊ばれるようになるかもしれないと示唆した。
「情熱の対象が何であれ、やらなければならないことはただ一つ。自分自身に問い続けることだ。AIを活用して、自分の学び、スキル、目的をどう高めていけるのか?と」。フアン氏はそう強調した。
AIが教育や仕事をどのように再定義していくかについて、自らの見解を示すビジネスリーダーは少なくない。ファン氏もまた、その議論に一石を投じた一人だ。
5月初めには、未来学者で起業家のピーター・ディアマンディス(Peter Diamandis)氏が、AI時代に成功するためには、子どもたちに好奇心、目的意識、適応力といった資質が必要になるとBusiness Insiderに語った。
一方、起業家であり現在は大学教授でもあるスコット・ギャロウェイ(Scott Galloway)氏は、ポッドキャスト番組「The Diary of a CEO」で、親はストーリーテリング、コミュニケーション、人間関係の構築といった、時代を超えて通用する人間的スキルを子どもが身につけられるよう、支援することに力を注ぐべきだと述べている。
フアンもそうした意見に同調している。彼は、AIが多くの職業の一部を自動化する一方で、人間は判断力や創造性が求められる、より高度な仕事へとシフトしていくと主張した。
「仕事とは、タスクが詰め込まれたカゴのようなものだ」と彼はCNAに語った。「そのタスクの多くは自動化されていく。そして自動化が進むことによって、私たちは仕事のより困難で本質的な部分に集中できるようになるはずだ」。
フアン氏はまた、AIが広く普及することで人間の知能が低下したり、思考が緩慢になったりするという懸念に対して反論。パソコン、インターネット、スマートフォンの台頭を引き合いに出しながら、過去のテクノロジーの波は人間の意欲を削ぐどころか、むしろその野心をかき立て、高めてきたと強調した。
「テクノロジーのおかげで、私たちは忙しくなっただろうか。それとも暇になっただろうか。答えは明らかに、より忙しくなったということだ」とファン氏は述べた。


























