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- 音楽フェスで聴力を失った――。そこで親友と耳栓を作ったら、数億円規模のビジネスになった
音楽フェスで聴力を失った――。そこで親友と耳栓を作ったら、数億円規模のビジネスになった

- ボブ・フェルラートは、幼なじみのニック・ナイホフ(Nick Nijhof)と2社を経営している。
- 2人は共同で、フェスティバル参加者が実際に使いたくなるほどスタイリッシュな耳栓をデザインした。
- 2人は旅をしながら会社を共同運営している。
このエッセイは、Hearsの共同創業者であるボブ・フェルラートとの対話をもとに構成したものである。長さと明瞭さのために編集した。
私はパーティーが好きで、大音量の音楽を楽しんでいる。音楽フェスティバルでは耳栓をすべきだとわかっていたが、実際にはしなかった。21歳になる頃には耳鳴りを経験し始め、その後まもなく左耳にわずかな難聴があることに気づいた。
幸いなことに、私の難聴は他の人ほど深刻ではない。耳鳴りが聞こえるのは、ほとんどの場合、就寝中だけだ。それでも問題があることはわかっていた。耳を守るべきだとわかっていながら、市販の耳栓が見た目が悪く不快で、楽しもうとしている音楽が台無しになってしまうため、使わなかったのだ。
人々が実際に使いたくなる耳栓を作れば、重要な問題を解決できると気づいた。また、世界的な需要があり軽量な製品であることから、優れたビジネスチャンスでもあった。
友人と会社を経営することで、迅速な意思決定が可能になる
その頃、私はすでに幼なじみのニックと別の会社、Dore & Roseで働いていた。最初はシルクの枕カバーを販売し、その後さまざまな睡眠関連の製品へと事業を拡大した。私のブランディングの知識とニックのマーケティングの専門知識を組み合わせた結果、その会社は急成長し、現在では年間約3000万ドル(約48億円、1ドル=160円換算:以下同)の売上を上げている。

ニックと私がうまく協力できるのは、同じ野心を共有しているからだ。いつか一緒に会社を立ち上げようとは言い合っていたが、まさか同時に2社を経営することになるとは思っていなかった。
12歳からの親友であるため、互いに完全に正直でいられる。そのおかげで迅速に意思決定ができる。この機動力が、両社を数百万ドル規模の売上へと成長させる助けとなった。
より魅力的で、よりクリアな耳栓を開発した
ニックと私はDore & Roseを率いる人材を採用した。今でも毎日その会社の状況を把握しているが、現在は私たちよりも優秀な社員たちが業務を担っている。そのおかげで、Hearsに集中する時間が生まれた。
私たちは2024年の会社設立に先立ち、研究開発に約2年間を費やした。製品は私がこれまで耳栓を使わなかった理由をすべて解決するものでなければならないと考えていた。そして何よりも重要なのは、非常に美しく、一目でそれとわかるデザインであることだ。そうすることで、ブランドを確立でき、最終的にはフェスティバルで他のブランドと提携できると考えた。
次に、音質に注力した。単に音を遮断するのではなく、音楽をクリアに聴けるようにしたかった。最終的に、独自の音響フィルタリング技術を採用することにした。その結果、Hearsは世界で最もクリアな音を聴ける耳栓だと私は確信している。顧客もそれに同意しており、初年度、Hearsは700万ドル(約11億2000万円)の売上を達成した。
ワークライフバランスについてはあまり考えない
Hearsはアムステルダムにオフィスを構えているが、チームはグローバルだ。どこにいても優秀な人材を採用することを重視している。
リモートチームであることは、ニックと私が旅をできることを意味する。現在は2人でバリにいるが、別々に旅することもある。ドバイ、南アフリカ、スペインからビジネスで働いたこともある。
通常は旅先で少なくとも1〜2カ月滞在し、オフィススペースのある家を借りる。それによって、運動や健康的な食事といった日課を続けられる。ほとんどの日はミーティングで埋まっているが、サーフィンをしたり日光を浴びる時間も確保できており、そのルーティンは私にとって大切なことだ。
ワークライフバランスについてはあまり考えない。なぜなら、私の生活は仕事と完全に一体化しているからだ。週に1度、たいてい金曜の夜に外出するのは今でも好きだが、残りの6日間はパソコンと向き合うのが待ちきれない。この会社を経営することを心から楽しんでいる。とても充実しているので、燃え尽きることもないだろう。























