- MONEY INSIDER
- マネープラン
- 家を売って、実家に引っ越した。それで、クレジットカードの借金・約1000万円を返済できた

- マティ・ガードナー(Mattie Gardner)は30代前半のコンテンツクリエイターで、夫とともにニューイングランドに住んでいる。
- 夫婦でクレジットカードの債務を6万3000ドル(約1000万円)抱えたが、完済まであと1万7000ドル(約272万円)のところまで来ている。
- 自分自身への戒めとして、借金返済の道のりをSNSで発信し続けている。
このエッセイはマティ・ガードナーとの対話をもとに構成したものである。長さと明瞭さのために編集を加えた。
夫と私はクレジットカード債務を抱えている。当初の残高は6万3227ドル(約1012万円、1ドル=160ドル換算:以下同)で、現在は1万7401ドル(約278万円)まで減っている。
2022年、知人から持ちかけられた建設業のビジネスチャンスに大きなリスクを取って飛び込んだ。当時私はフルタイムで働いていたが、思い切って挑戦することを決め、仕事を辞めた。夫もこのビジネスのためにキャリアを捨てた。
収入はゼロだった。タイミングの悪さ、判断ミス、そして現実から目を背けていたことが重なった結果だ。1年間でクレジットカード債務を6万5000ドル(約1040万円)まで積み上げてしまった。日常の出費をクレジットカードに頼っていたため、資産管理は完全に破綻していた。
1年間続けた末、2人とも「もう限界だ」と悟った。2023年、2人ともフルタイムの仕事に就き、少しずつ生活を立て直し始めた。しかし、傷跡はすでに深く刻まれていた。
戒めながら返済するため、SNSアカウントを開設した
2025年10月、夫がその月に3回分の給料を受け取った。たまたまそういう月だった。今すぐ行動しなければ、借金を返し始める絶好の機会を逃してしまうと思った。
それまではどうにかなると思い込み、ずっと問題を先送りにしてきた。ようやく、何も助けには来ないと気づいた。そこで2025年11月、返済の進捗を記録するためにアカウントを作った。また、完済後に動画を振り返り、どれだけ遠い道のりだったかを確認するのも面白いと思った。
借金について投稿するアカウントを見た際、私も共感する場を設けられると感じ、似たような境遇の人たちとコミュニティを構築できたら良いなと思った。ある日、自分たちの借金について動画を投稿したところ、それがバズった。
大きな犠牲を払い、新たな考え方を持たなければならなかった
家を売らなければならなかった。思っていたほどの売却益は得られなかった。売却で得た資金はすべてクレジットカード債務の返済に充てた。現在は両親の家に住んでおり、両親は他州に引っ越したため、私たちが住宅ローンを払っている。長年にわたって持ち家を持てないことは受け入れている。また、車も1台しかなく、それで何とかやりくりしている。
以前は家計について深く考えていなかった。避けていたのだ。数字やお金が怖かったから、関わりたくなかった。自分は数学が苦手だから家計には口を出すべきではない、という思い込みがあった。その恐怖を乗り越えなければならなかった。今では、お金に関することでほとんど怖いものはない。
一緒に取り組まなければならなかったため、2人の関係は強くなった。お金や予算のことで今でもしょっちゅう言い合いになるが、今はもうそういう会話を恐れてはいない。話し合いが必要だとわかっているからだ。
4万ドル(約640万円)の返済に至るまで最も大きかったのは、家計の徹底的な見直しだ。今では財務状況をしっかり把握し、予算管理もできている。毎日、予算と銀行口座の残高を確認している。以前はまったく意識していなかったが、今はお金について常に考えている。エッツィー(Etsy)で購入したスプレッドシートと「エブリーダラー(EveryDollar)」というアプリを活用している。
今夏中に残りのクレジットカードの債務を完済したいと思っている。楽観的な目標ではあるが、必ず達成できると確信しており、その後は学生ローンなど他の債務の返済にも取り組む予定だ。貯蓄モードへの移行も視野に入れており、高利回りの貯蓄預金への積み立てを優先事項にしたい。

























