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- バーバリーのスカーフ、売上が急伸…90年代を舞台にしたドラマのヒットが後押し

- バーバリーのスカーフが再び注目を集めている。
- バーバリーはスカーフのカテゴリーが同社の事業の中でも極めて重要な領域になっていると説明している。
- テレビドラマ「ラブストーリー ジョン&キャロリン」の影響によるプレッピースタイルの復活と比較的手に取りやすい価格帯が消費者を引き寄せている。
バーバリー(Burberry)のスカーフが今、再び熱を帯びている。
2026年5月14日、イギリスのラグジュアリーブランドであるバーバリーは、2025年度決算の速報値を発表した。同社はその中で、スカーフのカテゴリーの売上が2桁成長となったことを明らかにし、好調な販売をアピールした。
決算発表後の投資家向けの説明会で、バーバリーのジョシュア・シュルマン(Joshua Schulman)CEOは、スカーフについて「ブランドを象徴する主力カテゴリー」だと語っている。
スカーフの品揃えは、バーバーリーを象徴するチェック柄をあしらった細身のシルクスカーフが275ドル(約4万3000円)からで、カシミヤのチェック柄スカーフは1000ドル(約15万7000円)を超えるものまで幅広い。大判のカシミヤ製のケープは、1400ドル(約22万円)を超える価格に設定されている。
シュルマンは説明会の中で、バーバリーは現在シルクスカーフのラインナップを拡充し、季節を問わず展開できる商品として強化を進めていると語っている。
「このようなカテゴリーには、今後さらに成長していく大きな余地と可能性があると我々は考えている」とシュルマンは続けている。
バーバリーは、2024年にシュルマンがCEOに就任して以降、大規模な立て直しを進めてきた。シュルマンは価格の見直しを行うとともに、ブランドを象徴する定番アイテムへ再び重点を置き、さらにイギリスのブランドとしての伝統や世界観を前面に押し出す形でマーケティング戦略も刷新している。
バーバリーの既存店売上高は、第4四半期に5%増、通期では2%増となった。一方、決算報告で今後1年について慎重な見通しを示したことを受け、バーバリーの株価はのロンドン市場で7%下落している。
ドラマ「ラブストーリー ジョン&キャロリン」効果

自由に使えるお金が限られている若い世代にとって、275ドル(約4万3000円)のスカーフは、手が届きやすいラグジュアリーアイテムとして受け止められているのかもしれない。
シュルマンは、スカーフは比較的手が届きやすいラグジュアリーアイテムであることから、Z世代をブランドへ引き寄せるうえで「重要な役割」を果たしていると語った。
バーバリーは、プレッピースタイルの復活という追い風も受けている。こうした流れが一気に加速したのが、アメリカのテレビ局FX(FX Networks)が制作するジョン・F・ケネディ・ジュニア(John F. Kennedy Jr.)とキャロリン・ベセット=ケネディ(Carolyn Bessette-Kennedy)の関係を描いたドラマ「ラブストーリー ジョン&キャロリン」が2026年初めに公開されてからだ。
ドラマの中では、ベセット=ケネディを象徴するアクセサリーとして、定番のネッカチーフや三角形に巻くヘッドスカーフがたびたび登場する。また、ファッション誌「ヴォーグ』は2026年4月号で、シルクスカーフを「ファッション感度の高い女性に欠かせない夏の定番アイテム」と紹介している。
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