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- 住まいを探す高齢の女性たちが、タイニーハウス村に救いを見出している
住まいを探す高齢の女性たちが、タイニーハウス村に救いを見出している

- 高齢の独身女性が「タイニーホーム村」に移り住むケースが増えている。
- アメリカのあるタイニーホーム村では、居住者の約3分の1が離婚した高齢女性だという。
- こうした女性たちは、タイニーハウスの居住者の中で大きな割合を占めるようになっており、その背景には経済的理由があると専門家が述べている。
Business Insiderのジョシュア・ネルケン=ジッツァー(Joshua Nelken-Zitser)記者は、オランダ南部のタイニーハウス村「ミニトピア」に数日間滞在した。この記事では、こうした村での生活が居住者のキャリアや生活、家計にどのような影響を及ぼしたのか、掘り下げていく。
マルゴット・ホランダー(Margot Hollander)が離婚したのは62歳のときだった。2023年に結婚生活を終えた彼女が直面した数多くの決断の中に、今後どこに住むかという現実的な問題があった。
「離婚後、どこかに落ち着かなければならなかった」
ホランダーはモダンなタイニーホームの小さなダイニングテーブルに座り、足元で小型犬を遊ばせながら語った。
当時、彼女は故郷であるアイントホーフェンに住んでいた。公営住宅の入居待ちは長く、ダンス講師を引退した60代の彼女には、安定した収入もなかった。そのため、住宅ローンの審査に通る見込みは薄く、高所得のカップルがひしめく民間賃貸市場で競い合うのも困難な状況だった。元夫との共有財産だった自宅を売却し、約14万5000ユーロ(約2700万円)が手元に残ったが、64歳のホランダーにとって、都市部で住宅を購入するのは予算的に難しかった。
「選択肢は限られていた」と、ホランダーは語る。
そんなとき、ネット上でアイントホーフェンにあるタイニーハウス村「ミニトピア」を見つけた。そこで売りに出されていた既製のタイニーハウスを2024年1月、約14万3000ユーロ(約2670万円)で現金一括購入し、離婚後の新たな生活が始まった。
その物件にはかなりの購入希望者がいたが、「私が運良く選ばれた」と彼女は言う。

タイニーハウス村に集まる離婚後の女性たち
ミニトピア財団は地方自治体と連携し、放棄地をタイニーハウスのコミュニティへと転換している。オランダ南部の5カ所に150区画以上が広がっている。
5つのサイト全体で約2000人が待機リストに登録されているが、その中で目立つのが「離婚した人々だ」と、共同創設者のロルフ・ファン・ボクスメール(Rolf van Boxmeer)が語っている。彼の推計によると、リストの約30%が独身女性で、その多くが高齢の離婚経験者だという。
「こうした人々がタイニーハウスに関心を示している。彼女たちは、自分が気に入る住まいを早急に必要としているが、高齢で、公営住宅の入居待ちでも優先されにくいのが実情だ」
ホランダーが暮らすアイントホーフェンのミニトピアは、財団のサイトの中で最大規模であり、100棟分のタイニーハウス用スペースがある。ホランダーのように中古でタイニーハウスを購入する人もいれば、区画の利用権を申請して一から建設する人もいる。建設費用は、安ければ5000ユーロ(約93万円)から可能だが、一般的には7万5000ユーロ(約1400万円)前後となる。
そこに移り住むと、区画の広さに応じて月数百ユーロの地代を財団に支払うことになる。この手法は不動産所有への手頃な足掛かりとして人気を集めている。
離婚した女性はタイニーホームを現金で購入することが多い
54歳のシドラ・ギフォード(Sidra Gifford)は、ファルケンスワールトにある別のミニトピアで一人暮らしをしている。13棟のタイニーハウスが並ぶこのコミュニティには、少なくとも2人の離婚経験者がいるという。タイニーハウス村へ移り住むのは「必要に迫られて」の選択である場合が多いと彼女は見ている。離婚後に賃貸住宅を見つけることの難しさが背景にある。
ギフォードの自宅売却をサポートした不動産エージェントのマリスカ・ファン・デ・フェルデ(Mariska van de Velde)は、次のように指摘する。
「タイニーハウスは、離婚後に現金はあるものの、継続的な収入が少なく、賃貸契約やローンの審査が通りにくい人々にとっての代替手段になり得る」

タイニーハウスはサイズが小さく、一般的な不動産より手頃な価格となっている。しかし、土地が賃貸となるため住宅ローンの対象にはならず、建物のみを現金で購入するケースが多い。
「最近離婚した人の場合、たいていは自宅を売却しており、その売却資金を持っている」とファン・デ・フェルデは言う。
「その資金でタイニーハウスを購入して住むことができる」
オランダだけのトレンドではない
ミニトピアでは、離婚した高齢女性が入居希望者のかなりの割合を占めている。こうしたトレンドはオランダ国外でも見られる。オレゴン州では、離婚後の経済的苦境を経験したある女性が、自らタイニーハウス村を建設した。テキサス州でも、高齢の独身女性を主な対象としたコミュニティが設立されている。
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