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佐藤優のお悩み哲学相談
【佐藤優】夫の海外駐在に帯同すべきか? 「離婚への分かれ道」と認識せよ

シマオ:皆さん、こんにちは! 「佐藤優のお悩み哲学相談」のお時間がやってまいりました。読者の方にこちらの応募フォームからお寄せいただいたお悩みについて、佐藤優さんに答えていただきます。さっそくお便りを読んでいきましょう。
37歳、大学の非常勤職員です。夫が今年タイに転勤になりました。長くて5年勤務するそうです。
私たちには5歳と2歳の娘がおり、上の子が小1になるタイミングで家族帯同しようかな、と考えていました。
ですが、私の母は夫の単身赴任を勧めてきます。3カ月に1回程度、夫は帰国してくるので子ども達との交流はそれで十分、私も今の仕事を辞めなくて済むのだし、という理由だそうです。
その理由に納得も出来ますし、子連れの海外生活は大変なこともあるだろうという不安もたしかにあります。
ですが、自分としてはタイに住んでみたい、家族で過ごしたい、という気持ちが残っています。母のことは大事に思っていますが、いろんなことをいまだに母に干渉されるのは不快といえば不快です。
母はズバッと言うというよりは、会うたびに小言で誘導してくる感じなので、本人は干渉している気持ちはないのかもしれませんが……。何かアドバイスいただければありがたいです。
(ヒトミ、30代後半、女性)
海外単身赴任の一番のリスクはズバリ…
佐藤さん:結論から言うと、私は帯同すべきだと思います。
シマオ:なぜでしょうか?
佐藤さん:シマオくん、単身赴任の一番のリスクは何だか分かりますか?
シマオ:え、なんだろう……。子どもとの関係が悪化してしまうとか?
佐藤さん:それもありますが、もっと端的に言えば離婚の危機、家庭崩壊の危機です。
シマオ:り、離婚ですか! いきなりズバッと来てびっくりました……。
佐藤さん:ヒトミさんは想像したくないかもしれませんが、30代、40代の男性が1人で単身赴任をしていると、どうしても生活が乱れてくるものです。
1人だけの部屋に帰るのは孤独で寂しい。だから夜の街に飲みに行く。すると楽しみを覚えるし、さまざまな誘惑がある。5年もその環境にいればどうなるか……。
シマオ:うわぁー、嫌な想像がいろいろと……!
佐藤さん:私は外務省でそれこそさまざまなケースを見てきています。性格だとか資質の問題ではなくて、置かれた環境によって人は変わってしまうのが現実です。
シマオ:ましてタイは有名な歓楽街がありますよね。飲むところ・遊ぶところがたくさんありそうです。
佐藤さん:その通りです。ですから、私のアドバイスとしては可能であれば家族で向こうに行った方がいいということです。お母さまにも率直にそのことを伝えてみてはどうでしょうか?
シマオ:そうですね。さすがにそこを強調すれば、お母様も反対しないのでは……。
佐藤さん:なんなら佐藤優が直接そう回答したと言ってもらって構いません(笑)。
シマオ:それは説得力がありそう!(笑)。
佐藤さん:もちろん、離婚については夫の不倫とまではいかなくとも、夫婦の毎日の何気ない会話やコミュニケーションがなくなってしまうことで、やはりお互いの関係がギクシャクしてしまうということは十分考えられます。
シマオ:お母さまは3カ月に1回帰ってくるだけで十分と言っているようですが、それではとても足りないと。
佐藤さん:はい。良い夫婦関係を保つにはあまりにも一緒に過ごす時間が少なすぎると思います。
知っておくべきメリット・デメリット

シマオ:ただ、やはりご本人やお子さんも見知らぬ土地ということでいろいろ不安があると思います。海外生活におけるメリットとデメリット、気を付けなければならないポイントはありますか?
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