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- 睡眠管理に特化したスマートリング「SOXAI RING 2」を試す。14日間のバッテリーもちが実用的

スマートウォッチは様々な身体データを計測できて便利だが、就寝中まで身に着けるか考えると、話は少し変わる。睡眠をきちんと記録したいと思っても、手首の圧迫感や充電の手間が気になり、いつの間にか使わなくなっていたという人は少なくないだろう。
そんな人におすすめしたいのが、指に着けるスマートリングだ。日本ブランドSOXAI(ソクサイ)の「SOXAI RING 2」は、睡眠モニタリングを主軸に据えつつ、幅6.7mmの細身設計や最大14日間のバッテリー駆動、サブスク不要の買い切りモデルといった特徴を備える。
もっとも、スマートリングはまだ「万人向けの正解」とは言い切れない。指先に装着するからこその違和感もあれば、スマートウォッチとは違う部分もある。今回はSOXAI RING 2を実際に使いながら、装着感や睡眠計測の実用性、そして他のウェアラブル端末との棲み分けを確かめた。
SOXAI RING 2
- メーカー:SOXAI
- 直販価格:3万9980円(税込)
- 発売時期:2025年12月
幅6.7mmのスリムな見た目で装着感も軽い

SOXAI RING 2の特徴は、幅6.7mm、厚み2.7mmという細身の設計だ。スマートリングというカテゴリーで見れば、たしかに見た目はかなりすっきりしている。
重さ(公称値)も約2.1〜2.7gで、手に取った瞬間の印象は軽い。

今回使用したピンクゴールドは色味が控えめで、どんな服とも合わせやすい。光沢仕上げのため指紋は多少気になったが、スマートデバイスというより通常の指輪に近い雰囲気で着けられる。カラー展開が複数用意され、健康機器らしさを前面に出しすぎていないのも良いところだ。
スタイリッシュな見た目のSOXAI RING 2だが、「細い=まったく気にならない」わけではない。これは本製品に限らずスマートリング全般に言えるが、一般的なファッションリングと比べると、厚みや存在感はやはりある。
長時間装着していると指に少し疲れを感じることがあり、手をグーにしたときに隣の指へ当たる感覚も残る。スマートフォンを握るときや、箸を持つときに気になる場面もある。
小さなデバイスではあるが、24時間装着を前提にした製品だからこそ、こうした細かなストレスは無視できない。腕時計より目立たない一方で、「指先は意外とよく使う」という当たり前のことに気づくデバイスでもある。

SOXAI RING 2を購入する前には、サイジングキットを試すのがおすすめだ。できれば短時間ではなく、1日以上試したい。
サイズ展開は8号から26号まで用意されており(一部サイズは2026年6月発売予定)、自分の指に合うサイズが見つかるはずだ。加えて、一つの指だけでなく複数の指に付け替えられる程度のサイズを選んでおくと、日によって装着位置を変えやすい。
多彩な睡眠モニタリング機能を搭載

SOXAI RING 2は、健康管理機能の中でも特に睡眠モニタリングを主軸に置いた製品だ。独自の光学センサー「Deep Sensing」を搭載し、睡眠中の身体データを細かく取り続ける設計になっている。単に「何時間寝たか」を見るデバイスではなく、眠りの質まで含めて把握しようという思想がはっきりしている。
専用アプリで確認できる項目は多い。睡眠時間、就寝・起床時刻、深い睡眠と浅い睡眠の傾向に加え、睡眠効率や睡眠負債、睡眠時の呼吸の乱れ、心拍数、心拍変動なども見られる。情報量は豊富で、睡眠を改善したい人にとっては魅力的だ。反面、毎日すべてを追いかけるのは正直少し大変でもある。
そこで実用的なのが、アプリが睡眠状態をまとめてスコア化してくれる点だろう。細かな指標を毎回読み解かなくても、まずは「今日は良かったのか、あまりよくなかったのか」が直感的に分かる。忙しいビジネスパーソンなら、最初はこのスコアだけを見る形でも十分だ。
加えて、アプリ側のアドバイス機能もある。内容は睡眠だけに閉じたものではなく、日中の活動や生活習慣にまで触れることがある。単なるログの蓄積で終わらず、日々の行動を振り返るきっかけになるのは便利だと感じた。
もちろん、睡眠以外の健康データも取れる。活動時の心拍数、皮膚温度、歩数、消費カロリーなど、日常のコンディションを確認する機能はひと通り備えている。
最大14日持続するバッテリーを採用

前述のような健康データを継続的に取るには、当たり前だが、長く装着し続けられなければ意味がない。その点でSOXAI RING 2のバッテリーもちはかなり優秀だ。サイズによって差はあるものの、公式には最大14日間の連続駆動をうたう。
筆者の使い方では1日あたりの消費はおおむね5%前後で、充電残量を気にするようなシーンはほとんどなかった。
防水性能も高い。公称は100m防水で、シャワーやプール、サウナでも利用できるとしている。日常生活の中でいちいち外さなくていい設計は、継続利用のハードルを下げる。筆者自身は蒸れや肌荒れを避けるため入浴時に外すことも多いが、「外したまま忘れる」リスクを減らせるのは安心材料だ。
外装にはチタン合金を採用し、表面にはシチズン時計の表面硬化技術「デュラテクト」も使われている。毎日着け続けるデバイスだけに、傷や衝撃への配慮があるのは嬉しいポイントと言える。
あえて「スマートリングを選ぶ」理由

一方で、気になるのは「本当にスマートリングを選ぶ必要があるのか」という点だろう。3万9980円(税込)という価格は安くはない。近年は1万円を切るスマートバンドも珍しくなく、通知確認も画面表示もできないリング型デバイスに、そこまでの価値を見いだせるかは悩ましい。
筆者の考えでは、SOXAI RING 2はスマートウォッチの代替というより、就寝時の計測に強い別の選択肢だ。手首に着けるデバイスは昼間こそ便利だが、寝るときは気になる人も少なくない。そうした人にとって、指に着けるリング型は十分検討に値する。
また、SOXAI RING 2はアップルの「ヘルスケア」アプリと連携できる(Android「ヘルスコネクト」は部分的に連携できる)。
つまり、日中はApple Watchなどを使い、睡眠時はSOXAI RING 2を中心に使う、といった役割分担が可能だ。通知や決済、ワークアウト表示はスマートウォッチ、睡眠と24時間のコンディション把握はスマートリング、という使い分けは十分あり得る。
もちろん、複数のウェアラブルで記録を取りたい人にも向く。厳密に比較検証する用途でなくても、ひとつのデバイスにすべてを任せず、自分に合った形でデータを蓄積していく発想はありだろう。
現時点ではサブスク不要の買い切りモデルなので、月額料金がかからない点も導入しやすい。スマートウォッチとは違う役割を求めるなら、リング型を選ぶ理由も十分にある。
























