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- Google I/O 2026で体験してわかった「Gemini搭載スマートグラス」の強み。メタ、アップルとの決戦の狼煙はすでに上がっている

グーグルが毎年開催する開発者会議「Google I/O 2026」において、空間コンピューティングに対応するXRデバイスのOS「Android XR」に関連するアップデートを発表した。
2026年秋に、視覚要素を映すディスプレイレンズを省略した「オーディオグラス」を商品として投入する。筆者は現地イベント会場で試作機を体験した。
Android XRの新展開「オーディオグラス」が秋発売へ

グーグルがサムスン(Samsung)、クアルコム(Qualcomm)との提携により構築したAndroid XRは、AIモデルのGeminiに最適化された空間コンピューティングデバイスの基礎になるOSだ。
Android XRを搭載する最初のコンシューマ向けデバイスは、アメリカで2025年10月21日、韓国では2025年10月22日にサムスンが発売した「Galaxy XR(コードネーム:Project Moohan)」だ。
Galaxy XRに続く形で、本体をより小型化・軽量化したオーディオグラスが2026年秋に誕生する。アイウェアブランドのGentle Monster(ジェントル モンスター)、Warby Parker(ワービー パーカー)が、日常的に着用できるデザインに仕上げる。
なお、グーグルはAndroid XRを搭載し、片側のレンズに透過表示のディスプレイを載せた「ディスプレイグラス」の展開も既に予告しているが、先に登場するのはオーディオグラスからになりそうだ。

筆者はGoogle I/O 2026の会場で、グーグルが試作した最新版ディスプレイグラスのプロトタイプを体験した。
タッチセンサーを内蔵する右側のテンプルを指で長押しすると、Geminiが起動する。そのまま話しかけて、各機能をハンズフリーで操作する。
本体にはマイクのほかにカメラを内蔵する。例えば、視界にある3冊の書籍にカメラを向けて(=顔を向けて)、「この書籍は何?」とGeminiに聞くと、「どの本のこと?」と聞き返してくる。「右端のオレンジ色の本」と指定すれば、その内容を調べて詳しく紹介してくれた。

最初は英語で質問して、答えを聞いている途中に「日本語で教えて」とGeminiに伝えると言語がすぐ日本語に切り替わった。
Gemini搭載のオーディオグラスにも、ディスプレイグラスと同様にカメラは内蔵される。ほかにも、グラスに内蔵するカメラで撮影した人物写真の背景を、Geminiに描き直してもらう画像生成機能も試した。
オーディオグラスの場合は生成された画像をデバイス単体で見ることができないので、ペアリングしたスマホの画面などで見ることになる。

これらの操作を連続して行う時に、都度グラスのテンプルを長押ししてGeminiを呼び出す必要はなく、Geminiはしばらくマイクをオンにしたまま待機している。ペアリングしたスマホの側ではGemini Liveが起動している状態になるようだ。
つまり、「カメラ付きのヘッドセット型オーディオデバイスで、Gemini Liveをハンズフリーで操作している感覚」と言えばわかりやすいだろうか。
話題が少しグーグルから逸れるが、昨今は海外メディアやブログなどの報道から、アップルが「カメラ付きのAirPodsを開発している」というウワサが聞こえてくる。

筆者はAirPodsにカメラを搭載しなければならない理由がよくわからなかったが、Apple IntelligenceとSiriによる高度な処理の一部を、アップルが管理する環境の中でグーグルのGemini系モデルが支えるようになるとも言われている。
例えばSiriが現在よりもっと流暢に、ユーザーと音声でコミュニケーションを交わせるようになれば、グーグルのオーディオグラスのような使い方が、カメラ付きAirPodsでも可能になるかもしれない。






















