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- 注目のバイブコーディングスタートアップ5社…大手VCなどから数十億ドルを調達

テック業界は「バイブコーディング」に畏敬の念を抱きつつ、同時に恐れを抱いている。
一方で、テック大手各社はこうしたAI(人工知能)支援型コーディングツールにこぞって投資している。効率化を謳い、求人票に必須スキルとして記載し、従業員にサブスクリプションを提供し、さらにはバイブコーディングのスタートアップ企業自体への投資まで行っている。
この「バイブコーディング」ブームに関する最新のニュースとして、スペースX(SpeceX)は4月21日、AIコーディングスタートアップのカーソル(Cursor)と提携する契約を結んだと発表した。
この契約により、スペースXは同社を600億ドル(約9兆6000億円、1ドル=160円換算)で買収するか、あるいは提携のために100億ドル(約1兆6000億円)を支払う選択肢を得ることになった。これより、カーソルはスペースXの巨大なスーパーコンピューター「コロッサス(Colossus)」を含むリソースを利用できるようになる。また、高度なコーディングツールを開発するトップクラスの研究所と競合できるようになることで、スペースXのAIコーディング競争における地位も強化される。
この契約は、AIコーディング分野を席巻する買収や提携の広範な波における、最新の一事例に過ぎない。
7月には、AIスタートアップのコグニション(Cognition)が、OpenAIによる30億ドル(約4800億円)での買収が破談になった同コード生成ツールメーカーのウィンドサーフ(Windsurf)を買収した。そのわずか1カ月前には、ウェブデザインプラットフォームのWixが、単独創業者が自力で立ち上げた創業6カ月のスタートアップ、ベース44(Base44)を8000万ドル(約128億円)で買収している。
これらの新規参入企業は、OpenAI、アンソロピック(Anthropic)、マイクロソフト(Microsoft)など、自社でAI搭載コーディングツールを開発する、はるかに規模が大きく資金力のあるプレイヤーたちと競合している。
こうしたツールの台頭は市場全体にも衝撃を与えている。AIやバイブコーディングによって企業がソフトウェアを購入するのではなく自社開発できるようになるのではないかという懸念から、投資家が従来のソフトウェア株を売却した結果、一部のテック大手の株価が下落したのだ。
この両方の動きが、ラバブル(Lovable)、カーソル、リプリット(Replit)といったバイブコーディング系スタートアップの企業価値を押し上げ、現在ではその評価額は数十億ドル規模に達している。
「私たちの使命は常に、アイデアとインターネット接続さえあれば、誰もが望むアプリを構築できるようにすることです」と、リプリットのアムジャド・マサド(Amjad Masad)CEOは3月のプレスリリースで述べ、同社の評価額が90億ドル(約1兆4400億円)に達したことを発表した。
Business Insiderは、この潮流に乗るスタートアップをリストアップし、最新の企業価値、資金調達額、そして各社が最も知られている点を紹介する。
ラバブル(Lovable)

スウェーデンのストックホルムを拠点とし、2024年に設立されたラバブルは、バイブコーディング業界における最大手企業のひとつであり、最も急成長しているスタートアップ企業の1つだ。
Business Insiderは2026年3月、このスウェーデンのスタートアップ企業の年間経常収益(ARR)が、わずか1カ月で3億ドル(約480億円)から4億ドル(約640億円)へと30%以上急増したと報じた。ARRはスタートアップ企業の業績を測る重要な指標であり、企業が1年間で生み出すと予測される収益を指す。
アントン・オシカ(Anton Osika)氏とファビアン・ヘディン(Fabian Hedin)氏によって設立されたラバブルは、12月にキャピタルG(CapitalG)とメンロー・ベンチャーズ(Menlo Ventures)が主導した資金調達ラウンドで、66億ドル(約1兆560億円)の企業価値と評価された。
ラバブルの最高収益責任者(CRO)であるライアン・メドウズ(Ryan Meadows)氏はBusiness Insiderに対し、同社は年末までに従業員数を146人から350人へと倍増させる計画だと述べている。
彼は、コーディングをユーザーフレンドリーにすることに特化したラバブルでは現在、毎日20万件もの新しいバイブコーディングプロジェクトが作成されていると付け加えた。
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