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- アマゾンの自社開発AIチップは「エヌビディアへの反旗」から「隷属回避への保険」に移行した
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ビッグテックの動向

ここ1週間ほど、半導体株の話題を繰り返し扱ってきました。
ドットコムバブル時代の株価をついに回復して史上最高値を大幅更新したインテル(Intel)。USBメモリースティックやデジカメ用メモリーカードのような消費者ブランドとして認識されてきたサンディスク(Sandisk)の爆発的株価上昇。
ここ数日で言えば、やはりドットコムバブル時代のインフラ企業の象徴的存在であるシスコ・システムズ(Cisco Systems)の株価急騰とリストラ発表。粉飾決算と債務超過で首が回らなくなった東芝の手元に最後に残った優良資産で、ベインキャピタルらのもとで経営再建を進め再上場を果たしたキオクシア(旧東芝メモリ)株の過去最高値更新。
いずれもAIの急速な発展を背景とするデータセンター需要を受けた供給ひっ迫が主な要因で、株価の高止まりは少なくとも年内、場合によっては数年続くとの見方が強まっています。
ただ、データセンターを軸にチップやメモリ、電力、冷却技術など(株価上昇という形で)投資家が注目する企業の裾野は間違いなく広がっているものの、実のところ大きな構図は変わっていないとの見方もあります。
米国編集部のテック取材チーム責任者で、日本の読売新聞での勤務経験もあるユージン・キム記者と、米国編集部のテックアンカー(分野責任者)を担うアリステア・バー記者が注目するのは、エヌビディアのAIチップ市場における独占に挑む巨大企業の一角と見られてきたアマゾン(Amazon)。両記者はその「変節」に注目します。
「プロジェクト・タイタス」の位置づけ
アマゾン(Amazon)が極秘裏に進める新たなAIプロジェクトには意味深長な名前がつけられています。その名も「タイタス(Titus)」。1世紀のローマ皇帝ティトゥス・フラウィウス・ウェスパシアヌスに由来する名称です。
モジュール型建築として史上最古の一つに数えられる巨大な円形闘技場「コロッセオ(Colosseum)」は同皇帝の治世下で着工されています。建築に際しては、力学的に自立した連続アーチ構造が採用され、それが工期の短縮と(複数層を積み重ねる)スケーラブルな設計を可能にしました。
アマゾンはその(モジュール型という)コンセプトを次世代AIデータセンターに応用する意図で、当時の皇帝の名前をプロジェクトに冠したようです。
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