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- “SaaSの死”を乗り越える方法は「逃げずに飛び込む」ことだ
連載
ビッグテックの動向

米アンソロピック(Anthropic)がAIコーディングツール「Claude Code」の開発者イベント「Code with Claude TOKYO」を6月10日、東京で開きました。サンフランシスコ、ロンドンに続く3都市目で、私が知る限り、国内初の大規模な公式開催。私も取材に足を運びました。
同イベントにあわせて、世界的な話題をさらった超高性能なAIモデル「Fable 5」も発表されました。これが先週1週間の全世界のAI業界の話題を一気にさらったわけですが、皮肉にもFable 5は、米政府の働きかけで公開停止に追い込まれました。
この衝撃の展開は、皮肉にも高性能AIを他国に依存することの「サプライチェーンリスク」も改めて意識させる結果になりました。同盟国であっても、いつでもAPIは止められる可能性があるわけですから。

アンソロピックは、ダリオ・アモデイ氏とダニエラ・アモデイ氏という天才兄妹で創業し、妹のダニエラ氏が社長をつとめます。エンジニア業界における女性のロールモデルを意図したのか、基調講演に立つアンソロピック側の登壇者が全員女性。企業としての社会的メッセージを強く感じるものでした。
同イベントのなかで、とりわけ印象的だったのは、会計ソフト「freee」のセッションです。AIが業務を肩代わりする「SaaSの死」が業界で注目を浴びるなかで、同社は逆に真正面から飛び込みました。
「人間が使うもの」から「AIが使うサービス」へという転換を決断し、AIと接続するMCPサーバーやAIがfreeeを扱うためのSkillsを整備した結果、何が起こったか —— 生々しいシェアの内容に、ある金融関係企業の参加者は「今日見たセッションで一番刺さった」と漏らしていたほどでした。
いずれにしろ、変化の時代に問われるのは、「決死で挑むのではなく、先読みと仮説を持って荒波に飛び込む」ことなのでしょう。
























