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- 栄養士がサプリメントを避ける理由——ただしこの3つは例外

- サプリメントの人気はかつてないほど高まっているが、アメリカでは(医薬品のような)規制の対象外となっている。
- サプリメントが有効な場面やタイミングもあるものの、多くの場合、食事を最優先するアプローチ(フード・ファースト)の方が望ましい。
- 登録栄養士(RD)※のジョジー・ポーターは、科学的根拠(エビデンス)に基づく3種類のサプリメントを自ら摂取している。
※アメリカにおける登録栄養士(RD)は大学院修了(修士号)が必須で、最低1000時間の専門実習が求められる。RDの判断によって、治療食の変更や、特定の血液検査をオーダーする権限も与えられている。
10年間にわたりアメリカの臨床現場で働いてきた登録栄養士のジョジー・ポーターは、サプリメントの役割が「栄養欠乏症の治療薬」から、自らの健康を高める「自己最適化のためのウェルネス製品」へと変化していく様子を目の当たりにしてきた。
著書『How Not To Take Supplements(サプリメントの正しいやめ方・日本未訳)』のあるポーターは、「人々が飲むサプリメントのリスト(山)が年々長くなっていくのを目にしてきました。サプリメント業界がますます収益性を高め、人気を集めているのは間違いありません」とBusiness Insiderに語った。
サプリメントの広告は説得力があるように見えるが、メーカーが主張する健康効果を裏付ける科学的根拠(エビデンス)は乏しいことが多い、と彼女は指摘する。
「サプリメント業界はFDA(米国食品医薬品局)の規制を受けていないため、第三者機関による検査を受けていない製品については、ラベルに記載された成分が本当に含まれているかどうかを確認するのは困難です。お目当ての栄養素が必要以上に多すぎたり、少なすぎたり、あるいは全く含まれていない場合すらあります」とポーターは言う。さらに、多くのサプリメントには複数の成分がブレンドされており、知らないうちに必要以上の量を過剰摂取してしまうリスクもある。
ポーターは、科学的根拠に基づいて自身も摂取している3種類のサプリメントを明かしてくれた。「要するに、賢く、理にかなったサプリメントの選び方をすればいいだけのことです」と彼女は語った。
ビタミンD
現在はロンドン在住のポーターは、日照時間が短くなる(暗い)秋から冬にかけて、ビタミンDのサプリメントを摂取している。これは英国国民保健サービス(NHS)の推奨に基づくもので、この時期のロンドンでは、ビタミンDの主要な供給源である日光が不足するためだ。
ビタミンDを天然の状態で含む食品は少ないが、脂ののった魚、卵黄、チーズ、そしてビタミンDが強化された牛乳やシリアルなどが、主な供給源として挙げられる。
ビタミンDは免疫システムをサポートするほか、骨の健康に欠かせないカルシウムの吸収を助けるなど、体内でさまざまな重要な役割を担っている。
オメガ3脂肪酸
ポーターはオメガ3のカプセルを摂取しているが、それは脂ののった魚をしばらく食べていない時に限られる。「必要に応じて、その都度(必要なときにだけ)摂るようにしています」と彼女は言う。
オメガ3脂肪酸は、サーモン、もしくはイワシなどの青魚をはじめ、クルミやチアシードにも豊富に含まれている。心臓や関節の健康改善、炎症の抑制、血圧の低下との関連が示されているが、オメガ3の恩恵を最大限に受ける上では、サプリメントを飲むよりも「青魚そのものを食べる方が優れている」とする証拠(エビデンス)がある。
コラーゲン
骨格筋を骨につなぎ留める丈夫な繊維状の結合組織である「腱(けん)」を負傷した際、ポーターはコラーゲンサプリメントを摂取した。また、スキンケア(美容目的)としてコラーゲンを試したこともあるという。
彼女はコラーゲンをパウダー状のものを液体に溶かして摂取したが、他にもリポソーム型のジェル、タブレット(錠剤)、グミなど、さまざまな形状で入手可能だ。
「もし選ぶなら、海洋性(フィッシュコラーゲン)か牛由来のものがベストです」とポーターはアドバイスする。いわゆる“ビーガン向け”のコラーゲンサプリメントも市販されているが、それらはコラーゲンそのものが入っているわけではなく、ビタミンCなど「コラーゲンの生成を促す成分」が含まれているだけだと彼女は説明した。
コラーゲンは体が自然に生成するタンパク質であり、皮膚の構造を保つために必要不可欠な成分だが、加齢とともに体内での産生量は減少していく。科学的な見解(評価)はまだ分かれているものの、コラーゲンを補給することで肌の水分量や弾力性が改善され、より若々しい見た目をもたらす可能性を示す証拠(エビデンス)はあるという。













