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初回入試の倍率7.36倍「世界に通用する人材を」宮崎西高校附...
2026-04-18 · via FNNプライムオンライン

テレビ宮崎の榎木田朱美社長がアナウンサー時代に手掛けた取材とアーカイブ素材から、「今」につながる様々な出来事をひもとく特別企画。今回は2007年の「宮崎西高校附属中の開校」についてお伝えします。

学力向上を目指す「県立の中高一貫校」への期待

今から約20年前、宮崎県教育委員会は「学力向上」を掲げ、宮崎市に県立の中高一貫校を新設する方針を発表しました。その後、設置場所を「宮崎西高校」に決定。「科学技術や理数分野で世界に通用する人材を育てる」という明確なターゲットが示され、県民の関心も一気に高まりました。校名は「宮崎西高校附属中学校」と決まり、新しい教育の形への準備が進められました。

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2007年。初めての入試では、募集定員80人に対し、589人が願書を提出。倍率はなんと7.36倍に達しました。当時は優秀な人材の県外私立中学校への流出も課題となっていて、それを食い止める「防波堤」としての期待も、この数字に表れています。

2007年4月:開校式・入学式

そして迎えた2007年4月11日。記念すべき開校式・入学式の日を迎えました。高い倍率の試験を突破してきた第一期生80人が、6年間のスタートを切りました。中学2年生、3年生の先輩はいませんが、高校生の先輩たちが迎え入れます。

榎木田アナ(当時):もう間もなく、県立宮崎西高校附属中学校の第1生が入場してきます。迎え入れる高校生も、晴れやかな表情です。

7.36倍という高い競争倍率を突破して宮崎西高附属中の門をくぐった第一期生80人。宮崎西高校に併設された中高一貫校で、理数科への進学をみすえて、理数系に特化した独自のカリキュラムが組まれます。

新入生代表あいさつ:
中高一貫教育、6年間の学校生活を終えるときには、今まで自分自身も知らなかったすばらしい自分に出会いたいと思います。

榎木田朱美アナ:
こちらが、6年間学ぶ教室です。すぐ上は、高校生が勉強しているという、中高一貫ならではの環境です。

西高附属中では、通常の授業に加えて「サイエンス」「プレゼンテーション」「探究」「感性」といった独自のカリキュラムを導入。6年後の未来を見据えた、宮崎の新しい教育がここからスタートしたのです。

新入生:
単に知識を詰め込むのではなくて、いろいろなところから勉強をして、得意な教科は知識を深めていって、苦手な教科も得意な教科と言えるようになっていきたいです。

榎木田朱美アナ:
高校生が一緒にいるのはどんな刺激になりますか?

新入生:
自分の未来の姿が見えるのだと思っています。知らない自分が見つかるように頑張りたいです。

校門を飾るモニュメントを見上げると、実に不思議な動きをしています。そこには数学的な意味合いが込められていました。生徒たちの創造力をかきたてます。

校長:
やはり子供たちはこのモニュメントを見て、「あら、なぜだろう、直線が回るのに、曲線になっている、不思議だな、と思うと思うんですよね。この理屈は、高校3年生の学習をしたときにようやく理解できるんです。6年間のひとつの目標になるのではないかと思います。

榎木田社長(現在)の回想

実は、取材をしていて驚いたことがあったんです。それは、生徒たちのインタビューが『あんなに楽な取材はなかった』と思えるほどスムーズだったこと。

通常、子供たちのインタビューは言葉を引き出すのが難しいものですが、西高附属中の子たちは違いました。ついこの間までランドセルを背負っていた子どもたちが、自分の将来の夢や志を、驚くほど朗々と語ってくれるんです。『なんて優秀な生徒たちなんだろう、すごい学校ができたな』と、強烈に印象に残ったのを覚えています。

そんな第一期生の中から、のちに、UMKに入社してきた女性がいました。彼女が入社してきたときに、「榎木田さん、インタビューに来ていましたよね。アナウンサーの仕事っていいな、テレビ局っていいなと思いました」と話してくれたんです。当時の取材がきっかけで、彼女が『テレビ局の仕事』に親しみを持ってくれたことは、私にとっても、会社にとっても、本当に尊い縁(えにし)となりました。」

2026年の視点から:受け継がれる「一期生」のスピリット

あれから19年。当時「第一期生」として入学した生徒たちは、今や30代となり、国内外の様々な分野で活躍しています。

当時の映像に映る1期生たちの、あの「キラキラとした眼差し」と「臆することなく夢を語る強さ」。それは、今の附属中生にも脈々と受け継がれている伝統の原点です。彼らが切り拓いた道は、今や宮崎の教育の大きな柱となり、次なるリーダーたちを育て続けています。

(テレビ宮崎・アーカイブ企画班)

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