

















岐阜市の長良川鵜飼で25日夜、織田信長が愛したとされる当時の光景を再現した「幽玄鵜飼」が行われました。周囲の明かりを極力消した暗闇の中、手漕ぎの船とかがり火だけで行う伝統の技に、全国から集まった観客が酔いしれました。
正倉院に飛鳥時代の記録が残り、少なくとも1300年の歴史があるとされる「長良川鵜飼」。織田信長も鵜飼見物で武田信玄の使者をもてなすなど、暗闇に浮かぶ伝統の技を愛したと伝えられています。

戦国時代から時は流れ、今は両岸にホテルや住宅が立ち並んでいます。
幽玄鵜飼実行委員会・笹生八穂子代表:
「真っ暗、鵜飼っていうのは夜やる漁なんですね。できるだけ暗い中でかがり火を回しながらアユを脅かして魚を捕るっていうのはというのは、やっぱ暗くなければできない漁なので、追求したいなと思いました」
一夜限り、街灯やホテルなどの明かりをできるだけ消し、信長が見たような真っ暗闇の中の鵜飼を楽しむ、その名も「幽玄鵜飼」。

鵜飼見物の前には、大ヒット映画「国宝」で日本舞踊の指導を担当した高山市出身・谷口裕和さんが長良川をイメージした舞で盛り上げました。
全国から集まった客136人が観覧船に乗り込んで出発。普段の鵜飼ではエンジンの付いた船も使いますが、今回はすべて“手漕ぎ”です。

日が完全に沈むと、街中とは思えない暗闇に包まれ、漁がスタート。
水面を照らすかがり火はいつも以上に迫力があり、川岸から見ると幻想的な光が浮かび上がります。

クライマックスは、鵜舟が横一線になって浅瀬にアユを追い込む「総がらみ」です。

参加者:
「ホテルも暗かった。鵜船がすぐ目の前ですごく素敵でした」
「今まで見たのと全然違う鵜飼でした」
今回の「幽玄鵜飼」は鵜飼シーズン序盤限定で、観覧船を貸切りにできるプランを使い有志が企画しました。
笹生八穂子代表:
「信長いいもの見ていたんだなと、さすがだなと思いました。本当にきれいでしたよね、美しかった」
東海テレビ
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