黒いダイヤ「クロマグロ」 豊漁でも喜べない 水揚げできず定置網から放す異例の事態 漁業関係者「もったいない」【新潟・佐渡市】
佐渡沖で水揚げされるクロマグロ。この春、異常ともいえる数のクロマグロが定置網にかかりそのまま放流する事態が相次いでいます。23日朝の様子を取材しました。
波が高い中、佐渡市の沖合に向かう漁船、その後数隻で定置網を手繰りよせると大型の魚が水しぶきをあげます。黒いダイヤとも言われるクロマグロの大群、推定で400匹、大物ばかりです。
このあと漁師たちは網のロープを緩めると水しぶきはおさまります。クロマグロを水揚げすること無くそのまま放流したのです。
水揚げできない理由・・それは今春の異常なまでの豊漁です。
【山本 勝 漁労長】漁師にとってももったいない。折角(網に)入ってくれた魚を全部放流・放流、水揚げの魚より放流のマグロが最近多くなってきた。
資源保護を目的に水産庁が定めるクロマグロの漁獲枠。内海府漁業生産組合の本間信俊組合長によりますと、組合の漁獲枠は今年度64トン。今年は150キロを超える大型が多くすでに枠の9割を水揚げし、推定で500トンを超えるクロマグロを放流したと話します。
大型のクロマグロが定置網にかかりすぎると網に負担がかかるほか、漁業関係者はこれから最盛期を迎えるマダイやフグの水揚げへの影響を心配しています。
クロマグロが歓迎されない異常な状況は続きます。
NST新潟総合テレビ
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