

















香ばしい香りが食欲をそそる夏のスタミナ食、ウナギ。
2026年は異例の安さで食べられる、おいしい夏になるかもしれません。
27日のランチタイム、にぎわっていたのは東京都内のウナギチェーン店「名代 宇奈とと」です。
創業25周年を迎えた2026年は3月から期間限定で、器からあふれんばかりのウナギを盛った「神盛」うな丼を提供。
このボリュームでお値段1980円です。
さらに、5月に登場したのは驚きのひと品、器を埋め尽くすド迫力のかば焼き。
ウナギ丸ごと1尾を使用した、その名も「悪魔盛」、2980円です。
大きなだし巻き卵ものった総重量は1kgオーバーと、まさに悪魔的なボリュームです。
中国産のウナギを安く仕入れることができていることから、お得な価格が実現しているといいます。
国産ウナギは2025年、稚魚のシラスウナギが豊漁だったことで、秋ごろから卸売価格が下落。
4月の東京卸売市場の平均価格は、3000円を切る2983円と、2025年より4割以上安くなっています。
お財布にうれしいウナギ安には、「リッチな感じがしてしあわせ。ウナギなのにすごく安い、お手頃価格だなと。めちゃめちゃコスパいいなと思った」など、喜びの声が相次いでいます。
社会人デビュー以来、これが初のウナギランチだという男性は「昼にウナギ、もう背徳感。いいのかなみたいな。安くなっていっぱい食べられるのなら、定期的に食べて自分にご褒美を与えられるチャンスが増える」と話していました。
名代 宇奈とと・田中琢也さん:
肉の厚みとかは中国産のほうが厚かったりします。(ウナギを)いっぱい食べてもらって、夏を乗り越えていただきたいと思っています。
高級イメージが根強いウナギの値下がりは、国産ウナギを扱う店にも広がっています。
また、中国産のかば焼きなど、加工品の輸入価格も1kg当たり2225円と2025年より1割ほど下がっています。
このウナギ安を受け、千葉市の鮮魚店「石毛魚類 都賀店」では、ウナギのかば焼きを1パック1000円を切る980円で提供。
国産のウナギも1000円台で売られていました。
次から次へとウナギを手に取る女性は「だって(通常)1500円とかするじゃない。ウナギ栄養価あるのが980円で、ここ通ったら。冷凍庫に入れて1週間に1回、1パック出して8切れに切って1回、2回朝お茶漬けにする」と話し、何と10パックを爆買いです。
店では、ウナギの仕入れ値が5月に入って下がってきているといいます。
石毛魚類 都賀店・東原洋幸店長:
例年だと丑の日の前(価格を)少しずつ上げて、丑の日にめがけてマックスまで持っていくようなスタイルが例年の流れなのだが、今月に入って少し相場が、原因はわからないが相場は下がっている。
土用の丑の日に向け、うれしいウナギの値下がり。
その要因とされる稚魚の豊漁について、中央大学法学部の海部健三教授は「(中国での)現在の養殖の能力に対して言うと、豊漁という形になっている。ただその理由がどうしてなのかということに関しては、生物学の視点から解明することは非常に難しい」と話します。
そして今、ウナギだけではなく、シラスも豊漁によってお買い得になっています。
取材した鮮魚店では、4月の100グラム400円台からさらに値を下げ、5月から300円台で販売中です。
来店客は「きょうは安いなと思った。骨もなくて子どもも食べやすいので買った。いつもより100円近く安いので買います、しばらく」と話していました。
豊漁で、お買い得度が上がるウナギとシラス。
食卓に並ぶ機会がさらに増えそうです。
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