

























国宝・松江城は、2027年から「令和の大修理」が始まります。
その事業費について、松江市は想定の2倍になる見通しを明らかにしました。
当初の見込みが示されてから、わずか半年で経費が倍増!
その背景には何があるのでしょうか?
国宝・松江城。
2027年から「令和の大修理」が始まる予定です。
しかし…。
松江市・上定市長:
14.5億円が倍の29億円ということで想定している。
総事業費が当初見込みの2倍、29億円に。
なぜ、このようなことになってしまうのでしょうか。
安部大地記者:
現在、午前10時ですが、すでに松江城には多くの観光客が訪れています。
観光客:
台湾から。有名な城です。
愛知から:
国宝5城をコンプリートです。
全国に5つある国宝の城。そのひとつが松江城です。
これまでも明治、昭和と大規模な修理が行われ、今回が約70年ぶりです。
手入れが行き届き、約400年前の築城当時の姿を今に残していますが…。
安部大地記者:
改修費の倍増、その理由の一因が修理場所が増えたからです。ドローンによる詳細な調査で、瓦や装飾品に新たな破損が見つかったといいます。
最上階の屋根にある「五重妻面(ごじゅうつまめん)」。装飾品の一部が失われています。
また城内では雨漏りも…。
屋根瓦の一部が浮き、隙間ができてしまっています。
こうした破損は想定以上で、ドローンによる詳細な調査で分かりました。
このため「大修理」では瓦を全て取り外した上で点検・修理を行う必要があり、工程が増えることになります。
この影響で工事費は17億円、当初の9.5億円から約1.8倍になる見通しです。
ほかにも…。
物価高騰に加え、工事期間が7か月延びることで維持管理費も当初の2.4倍、12億円に。
工事費と合わせて29億円になる計算です。
事業費が倍増することについて観光客は…。
観光客:
いろんな物が上がっている最中なので、長い年月で見るとやむを得ないのかな。
国宝を守るため必要と理解を示す声がある一方、市民からは…。
松江市民:
Q.費用が倍になるのは?
なんでかなというのが正直なところ。当初の見積りが甘かったのかなとか、透明性がはっきりすればみなさん納得されるのでは。
事業の透明性や丁寧な説明を求める声が聞かれました。
事業費が大きく膨らむなか、市が期待するのが企業版ふるさと納税などの活用です。
基金として6億円を目標に寄付を募る方針です。
藤原技研工業・藤原陽吉会長:
松江の大きな宝、財産であるので、これは我々が守っていかないといけない。
4月22日は松江市の企業から100万円が寄せられました。
また、工期の約8割の期間は2年11か月間は天守を開放し、7億8000万円の登閣料収入を見込んでいます。
このほかにも、国や市の補助金も活用し、市の負担を極力抑えたいとしています。
70年ぶりとなる松江城天守の大修理。
「巨額」の事業費をつぎ込むだけに市民への一層丁寧な説明が求められます。
取材した安部記者とお伝えします。
安部大地記者:
山陰両県では、松江城のほかにも「大修理」に入っている文化財があります。
鳥取市の洋風建築「仁風閣」です。
2024年から改修が始まっていますが、当初、事業費は5億4000万円と見込まれましたが約8億円に膨らんでいます。
松江城と同じように、詳しい調査の結果修繕箇所がさらに見つかり、そして物価高も影響しているということです。
アナウンサー:
市の負担を抑えるため寄付などを募っていますが、現状はどうでしょうか。
安部大地記者:
これからという状況です。
事業費29億円のうち、17億円と見込まれる工事費は、国と県から最大4分の3の補助が受けられる見通しです。
残る費用について市は企業や個人などからの寄付をもとに6億円の基金積み立てを目指していますが、4月22日時点では2100万円にとどまっています。
今後、市民や企業の理解を得て支援の輪を広げられるかがカギとなりそうです。
TSKさんいん中央テレビ
鳥取・島根の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。
此内容由惯性聚合(RSS阅读器)自动聚合整理,仅供阅读参考。 原文来自 — 版权归原作者所有。