

























まもなく1歳を迎える、東山動植物園で人気の『マヌルネコ』の3兄弟。毎日通うほどの自称“マニア”の女性によると、同じ環境に育ったにも関わらず“性格の違い”があるところが見どころだといいます。
そして、女性がここまでマヌルネコを愛する理由にも迫りました。
東山動植物園で生まれ、もうすぐ1歳を迎えるオスのマヌルネコ3兄弟、ノブ・ヒデ・ヤス。
愛らしい3頭をモチーフにしたグッズの売れ行きも好調で、園の“人気動物トップ10入り”も夢ではないということです。
マヌルネコ担当飼育員の大松さん:
「(秋ごろに)今年度の動物ベストテンが開かれる予定で、もしかしたらトップ10も狙える位置にいるんじゃないでしょうか」
東山にマヌルネコがやって来たのは1984年、中国の南京市から「友好の証」として、オスのチェンチェンとメスのリンリンが贈られたのが始まりです。
主にアジアの高地の寒暖差の激しい地域に住むため、毛の生え代わりが激しいマヌルネコ。冬場はモフモフな姿ですが、夏場はシャープなフォルムになります。
まもなく1歳になるノブ・ヒデ・ヤスをより楽しむためのポイントを、来園者の森晴美さんに聞きました。
森さんは、全身マヌルネコグッズで身を固めた自称“マヌルネコマニア”。閉園日以外は毎日マヌルネコを観察しに来ていて、今ではそっくりな3頭の見分けがつくようになったといいます。
そんな森さんに、マヌルネコを楽しむポイントを聞きました。
森さん:
「同じように育っても、こんなに性格が違うんだなって」
「3頭の性格の違い」が見どころだということです。
マヌルネコ担当飼育員の大松さん:
「ノブはビビりな性格、ヒデはとてもマイペースで穏やかな性格、ヤスは勝気な性格だなと思います」
キャラクターが違うマヌルネコ3兄弟。この1年の間に森さんが撮影した動画から、お気に入りの作品を見せてもらいました。
ノブとヒデは、一緒にいることが良く見られるそうです。ノブのお腹に顔をうずめて甘えるヒデ。ノブもお母さんのようにヒデをペロペロしていて、本当に仲良しです。
森さんが「奇跡のショット」と呼ぶ動画では、お隣で暮らすアライグマが気になって、見事に3頭が並んだ瞬間が捉えられていました。好奇心も旺盛です。
3頭の中で一番好奇心が旺盛なのがヤスです。カラスと仲良くなりたいのか、柵を上までよじ登る姿も。
しかし、3頭が一緒に過ごす時間も終わりが近づいています。
マヌルネコ担当飼育員の大松さん:
「今しか見られないかもしれないですね、3頭一緒にというのは。野生だと10カ月ぐらいで独り立ちをするといわれています。一緒にいさせてあげたいなと思うんですけど、けんかが絶えなくなったりしてケガをしても大変なので、分けなきゃいけなくなるかもしれない。今は3頭の関係性を、お客さまも私たちも注意深く見守っていけたらなと思っています」
今しか見られない3頭の共同生活は、かけがえのない時間なのかもしれません。
森さんにとっても、3頭と過ごす時間は特別なものです。子供の頃から猫が家にいる環境で育った森さんは、保護猫活動もしていたほど猫が大好きでした。
そんな森さんが東山に通うようになったキッカケは、ある1頭のマヌルネコとの出会いでした。森さんを虜にした、レフです。
森さん:
「一目ぼれみたいな感じで。レフ君の良さは、性格もすごくおっとりしていて、器が大きいというか」
しかし、レフの東山での在籍期間は2018年からのわずか3年。2021年に別の動物園に移っていってしまいました。そして2025年3月に、那須の動物園で息を引き取りました。
森さんは、現実を受け入れたくないという気持ちで、現実逃避をしていたといいます。
レフの死後2カ月後、新たな命が生まれました。それがノブ・ヒデ・ヤスです。実はこの3頭、レフのひ孫にあたります。
森さん:
「この子たちが生まれたことによって、救われた部分はありました」
レフが天国に旅立った悲しみを癒してくれたノブ・ヒデ・ヤス。いつまでも3頭でともに。
もうすぐ1歳になるマヌルネコ3兄弟。人々にたくさんの安らぎを与える役割が、これからたくさん待っています。
東海テレビ
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