



















生活に欠かせない指定ごみ袋が、福井県内でも一部店舗で品薄となっている。ナフサ不足への不安はレジ袋にも波及し、値上げの動きが。いずれも供給不安を感じた消費者による買い込みが原因とみられ、関係者らは必要以上に買い求めることを自粛するよう呼び掛けている。
指定ごみ袋を生産する福井県内の会社によると、中東情勢の悪化以降、小売店からの注文は平年の1.5倍に増加した。通常は1週間に2〜3ケースだった注文が、10〜20ケースに跳ね上がったこともあったという。

これまで問い合わせのなかった小売店からも連絡が来るようになった。
不安を感じた消費者がまとめ買いをすれば、店頭の棚は早く空になる。それを受けた店側がメーカーへの注文を増やしても、発注した分がすぐに店頭に並ぶわけではなく、このタイムラグが一時的な品薄につながっているとみられる。
同社は「在庫は確保できている。ただ、必要以上に買い込まれると店頭の品薄につながる。買い占めはしないでほしい」と訴える。
県内17市町に取材すると、14の市町は「現在の供給に問題はない」と回答した。
一方、越前市・池田町・南越前町の3市町は、指定袋が手に入らない場合に指定袋以外でもごみ出しを認める臨時措置を取っている。ただし、指定ごみ袋については数カ月以上の在庫を持つ市町もあり、県内全域で直近に不足する状況ではないとされる。
ナフサ不足への不安はレジ袋にも影響を及ぼしている。
県内でスーパー5店舗を展開するAコープでは、6月1日から標準サイズのレジ袋を現在の1枚6円から9円へと引き上げる。仕入れ値の上昇が理由だ。
Aコープの担当者は「物価も高い中で、少しでもお客様には負担をかけたくないという思いもある。ただ、こういう現状なので、上げざるを得ない」と話す。
買い物客からも「6円が9円というのは率にしてちょっと大きいかもしれないが、10円以内で手に入るならしょうがないかな」といった声が。
レジ袋の値上げは、県内の他のスーパーでも6月以降に実施を検討しているという。
ごみ袋は品薄、買い物では値上げ。ただ、SNSなどの情報に惑わされず必要な分をいつもどおり購入する冷静な行動が求められている。
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