- BUSINESS INSIDER
- ビジネス
- 部下育成より「ボスマネジメント」。多忙な管理職に必須の“上司づきあい”テクニック
連載
「自律思考」を鍛える
部下育成より「ボスマネジメント」。多忙な管理職に必須の“上司づきあい”テクニック

管理職の実に9割が「プレイングマネジャー」になっている現在。
これまでの連載では、マネジメント経験が不足する状況で、どのように部下を管理・育成するのかなど、その方法を考えてきましたが、今回のテーマは「ボスマネジメント」です。
実際に「上司からのあいまい・無理な要望」に苦しんでいるプレイングマネジャーは少なくありません。
上司からにどう対応していけばいいのか、重要でありながら、あまり語られることのない「ボスマネジメント」の必要性について考えます。
※この記事は2024年8月30日初出です
マネジメントは「人」でなく「業務」で変える
ボスマネジメントの「目的」は、上司に必要な時にだけ、必要な支援をしてもらい。そうではない時には自由にさせてもらう事です。ある意味、かなり手前勝手な目的です。
この支援をしてもらう、自由にさせてもらうは、上司と自分の状況により変化します。
そこで紹介したいのが「9BOX」です。
9BOXは上司とメンバーの間で適切なマネジメントスタイル(上司の関与の仕方)を選択するための方法です。
上司とメンバーのマネジメントスタイルは「委任」「援助」「コーチ」「指示」の4種類あります。具体的には、上司はメンバーに対して以下の関与をします。
- 委任:メンバーに権限移譲する
- 援助:メンバーが必要な場合に援助する
- コーチ:メンバーにコーチングする
- 指示:メンバーに指示命令する
最も大事なのは、メンバーごとにマネジメントスタイルを変えるのではなくて、メンバーの業務単位(ミッション単位)でマネジメントスタイルを使い分けるということです。
大半の人はマネジメントスタイルを「人単位」で変えると考えています。例えば、この人はベテランだから「委任」、この人は新人だから「指示」としているのです。
しかし、マネジメントスタイルは「業務単位」で変えるものです。ベテラン社員であっても初めて取り組む業務は、上司のアドバイス(コーチや指示)が必要です。逆に新人で学生時代に経験した業務であれば、必ずしも「指示」でなくても大丈夫です。
それを判別するためのツールが9BOX(ナインボックス)なのです。具体的にその使い方をみていきましょう。
横軸が「やる気」、縦軸が「スキル」

9BOXは、モチベーションとスキルの2軸のマトリックスです。横軸にモチベーション(やる気)を高中低で3分割し、縦軸にスキル(スキル、コンピタンス、能力)を高中低で3分割し、合計で9分割された図を準備します。9つの象限=箱(BOX)なので9BOXと呼んでいます。
この図を使って、上司とメンバーが、業務ごとに9BOXのどこに当てはまるのか確認するのです。



























