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- 潜水艦乗りから陸軍トップ技術責任者に転身した人物が明かす「AI近代化で最も難しいこと」…大企業と共通点がある
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米陸軍は新技術やAIツールを部隊に大量に投入している。同軍の前最高技術責任者によれば、それらを展開すること自体は容易だという。難しいのは、兵士や組織を適応させることであり、これは硬直した組織全般に共通する教訓だ(編注:これは日本の大企業組織にも共通する課題でもあるはずだ)。
「最も難しいのは、決してテクノロジーそのものではない。常にそうだ」と、レオネル・ガルシガ(Leonel Garciga)氏はBusiness Insiderに語った。難しいのは、従業員に仕事のやり方や目的を再考させること、そして適度な監督のもとでサンドボックス環境の新ツールを試すよう促すことだ。「自動化やテクノロジーが導入されると、人々は常に不安を感じる」
ガルシガ氏は5月8日に陸軍の最高情報責任者(CIO)としての3年間の任期を終えた。同氏によると、この職務は急速なペースで進み、数十年来のプロセスを刷新し官僚的な障壁を取り除く取り組みが続いた期間であり、兵士や民間人がより自由に実験できる環境を整えることに注力したという。
Business Insiderに語ったところによれば、それを実現するための鍵は新ツールを迅速に展開すること、ユーザー体験を優先すること、そして計画通りにいかないリスクを受け入れることだったという。
「ガラスを割ろうじゃないか」
これは、ドローンや新型兵器から人工知能(AI)プラットフォームやデジタルツールに至るまで、国防総省のリーダーたちが今まさに米軍全体に推し進めようとしている急速な変革だ。しかし、陸軍をそのスピードで変革すること、特にその広大な業務運営を変えることは、軍が伝統的に運営されてきた方式とは相容れない。
過度な審議を伴う典型的な数年がかりの開発プロセスに固執するのではなく、ガルシガ氏のアプローチはよりシンプルなものだった。「とにかく広く使えるようにして、何が起きるか見てみよう」と同氏は言う。「ガラスを割ろうじゃないか」
最高情報責任者(CIO)は、兵士や民間職員が日常業務で使う平凡なソフトウェアから技術安全の監督まで、陸軍の運営を支えるテクノロジーに関する陸軍の主席顧問を務める。陸軍の規模の大きさと、進歩を実現するために舞台裏で行わなければならない膨大な作業を考えると、これは非常に困難な役割だ。
「ポートフォリオが大きいため、この仕事をうまくこなすには精神的な柔軟性が必要だと思う」と彼は述べ、「視点や思考方法をさまざまな分野にわたって切り替えられる能力があれば、この仕事はずっとやりやすくなる」と付け加えた。

ガルシガ氏は、兵士や民間職員がシステムへのアクセスを得るまでに数週間待たされたり、日常的な手続きにも大量の書類作業を強いられたりするなど、陸軍が抱える最大の問題の多くはユーザー体験に起因すると述べた。同時に、法務から医療に至る陸軍の各部門が、組織全体での調整や互換性をほとんど考慮せずに独自のソフトウェアを調達してきた。
基本的なコミュニケーションツールも兵士たちを悩ませている。陸軍の厳格なメモ書式は、紙中心の官僚制度向けに設計されたものであり、現代のデジタル業務には適していない。
ガルシガ氏によれば、兵士たちから最も多く寄せられた要望の一つが、雑然としたメモを陸軍の書式規則に容易に準拠した文書に変換する支援だったという。
「プロセスにするな」
官僚的なプロセスが時間を奪い、本来の業務を圧迫する不必要な摩擦は、陸軍における人材面での最大の頭痛の種となりうる。
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