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- 米軍「新型ステルス・ドローン」が初飛行…B-2爆撃機に似ているが、推進方式がまったく別物

- アメリカの実験用戦術ステルスドローン「XRQ-73」が、カリフォルニア州で初飛行した。
- アメリカ軍によると、このステルスドローンは効率向上のため、電気とジェット燃料を組み合わせた推進方式を採用しているという。
- 同機は「B-2スピリット」や「RQ-170センチネル」など、ほかのステルス機と似た形状をしている。
アメリカ国防総省傘下で先端防衛技術の研究開発を担う国防高等研究計画局(DARPA)は5月6日、より長く静かな飛行を可能にする次世代推進システムの試験を目的に、「XRQ-73」と呼ばれる実験的なハイブリッド電動ドローンを飛行させたと発表した。
DARPAの声明によると、航空宇宙・防衛テクノロジー企業ノースロップ・グラマン(Northrop Grumman)が製造したこのドローンは4月、カリフォルニア州のエドワーズ空軍基地(Edwards Air Force Base)で飛行したという。
この新技術は電気とジェット燃料を組み合わせた複合推進方式で、燃料消費を抑え、排気を減らすことでステルス性能を向上させることを狙っている。中・長距離の軍用ドローンは、その大半が、ジェットエンジンやプロペラを採用している。
「これは単なる1回の飛行という節目にとどまらない」と、このプログラムのマネージャーを務めるクラーク・マクギー(Clark McGehee)中佐は語った。「XRQ-73によって実証されたアーキテクチャ(設計思想)は、新たなタイプのミッションシステムや作戦効果を生み出す道を切り開くものだ」。

XRQ-73の写真を見ると、その外観のデザインがノースロップ・グラマンのB-2スピリット爆撃機や、ロッキード・マーティン(Lockheed Martin)のRQ-170センチネルドローンといったほかのステルス機と全体的なフォルムが似ていることがわかる。
ただし、それらとは異なり、尾翼を持たないXRQ-73は、左右の主翼の先端にウィングレット(翼端小翼)を備えているのが特徴だ。また、機首付近には前方を向いたカメラも確認できる。
アメリカがXRQ-73の開発をどの程度のスピードで進める計画なのかは、明らかになっていない。DARPAはこのドローン計画について「緊急の作戦上のニーズに応える実用最小限の製品(MVP、実戦投入可能な最小構成の製品)を提供する」ために設計されたとしている。
ただ、同機関は2024年時点で、XRQ-73の初飛行を同年末に行う見通しだとしており、開発に遅れが生じていたことがうかがえる。
DARPAの広報担当者はBusiness Insiderに対し、このドローンの開発過程で「地上試験と統合作業の段階で、複雑かつ予期せぬ技術的課題」に直面したと語った。
「Xプレーン・プログラム(実験機開発計画)は、まったく未実証のコンセプトや革新的な設計を組み込み、航空宇宙工学の極限に挑むことを目指している」と、同担当者はメールの中で説明した。
そのうえで、DARPAがXRQ-73の「短期間の飛行試験」を継続する予定だと付け加えた。
「我々は、このプログラムの技術が将来的にほかの正式調達プログラムに引き継がれると楽観視している」と、同担当者は述べた。
XRQ-73は、いわゆる「グループ3」ドローン(重さ約25kgから600kg未満の中型クラスの無人機)に分類され、高度1万8000フィート(約5486m)以下、時速115〜287マイル(約185〜462km)で飛行する中型の戦術システムとして設計されている。DARPAによれば、機体の重量は約1250ポンド(約567kg)だという。
このプログラムは、空軍研究所(Air Force Research Laboratory)が発注した「Great Horned Owl(アメリカワシミミズクの意)」と呼ばれる契約の一環であり、効率的かつ極めてステルス性の高い偵察ドローンの開発を目指すものだ。
XRQ-73と同様の設計ながら、より小型の先行機「XRQ-72A」は、少なくとも2010年から開発が進められていた。ただし、実際に飛行したかどうかは不明だ。
XRQ-73について、Business Insiderが製造元のノースロップ・グラマンに問い合わせたところ、DARPAに照会するよう回答した。
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