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- AnthropicがClaude新機能で明らかにした、マイクロソフトへの「挑戦状」。「脱・開発者向けツール」姿勢を鮮明に
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グローバルインサイト

- アンソロピックがMicrosoft Word向けのAI拡張機能「Claude for Word」のベータ版をリリースした。
- これは、2026年2月にリリースされたExcelとPowerPoint向けのClaude対応アドインに続く展開だ。
- アンソロピックによる最新リリースは、法律専門家を主なターゲットの一つにしている。
アンソロピック(Anthropic)がリリースした「Claude for Word」ベータ版は、マイクロソフト(Microsoft)の「ソフトウェア帝国」に対する新たな挑戦であり、法律関係者へのアピールを強化するための戦略でもある。
今年初め、ExcelとPowerPointでClaudeを使える拡張機能をリリースした同社は、今回のWord向けの拡張機能「Claude for Word」について、「特に法律文書の精査、財務メモの作成、反復的な編集作業など、文書を大量に扱う専門家向けに設計されている」と説明している。
アンソロピックは4月11日、「Claude for Word」を使えば、ユーザーが文書に関する質問をすると、回答とともにその根拠となる(文書中の)該当箇所にワンクリックで飛べるリンクが提示されると発表した。
ほかにも、選択したテキストを周囲のスタイル・番号付け・書式を保ったまま編集することができる。さらに「変更履歴モード」を使えば、(ユーザーの指示に基づいて)Claudeが提案した修正箇所を一つひとつ確認し、文書に反映(承認)するか却下するかを選択できるようになる、と同社は説明している。
また、リリースによると、Wordのコメント機能にも対応した。コメント内に書き込まれた指示に基づいてClaudeが該当箇所を修正するだけでなく、どのように変更したかも返信で通知することができるという。
アンソロピックは、「Claude for Word」を使って契約書を精査する場合に弁護士が試せるプロンプト(指示)の例も公開している。
- 「主要な取引条件(当事者、期間、準拠法、市場の標準から外れている条件)を要約して」
- 「市場の標準的な基準から逸脱している条項にフラグを立て、重要度(深刻度)順にランクづけして」
- 「補償条項を相互免責にし、当社の標準的な代替条項(フォールバック条項、交渉で優先条件が受け入れられない場合の代替条項)を挿入してください」
- 「文書内の5つのコメント(指摘事項)すべてに対応し、その修正を変更履歴として残して」
- 「相手方はどのような変更を加え、そのうちのどの修正が交渉決裂の要因になり得るか?」
なお、この機能は現時点で、TeamプランとEnterpriseプランのユーザーだけが利用できる。
今回のリリースを含め、ここ最近の一連の発表を通じ、アンソロピックはもはや「開発者向けツールがメイン」の企業と認知されたくないことを明確に示している。つまり、同社はClaudeを企業のあらゆる業務に組み込み、財務チーム、人事部門、アナリスト、そして経営幹部に至るまで、企業全体を支援する存在になることを狙っているのだ。

























