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- 「ウォートホッグよ、永遠なれ」…アメリカ空軍はA-10をまだ退役させない

- アメリカ空軍は、長年運用してきたA-10攻撃機、通称ウォートホッグの使用期間を延長する。
- 空軍長官のトロイ・マインクは、同機の運用を少なくとも2030年まで続けると明らかにした。
- この決定によって、イランとの戦闘で実戦投入されたウォートホッグは、引き続き運用される。
アメリカ空軍は、数十年前に開発されたA-10攻撃機、通称「ウォートホッグ(Warthog)」(日本語で「イボイノシシ」)の運用期間を、少なくとも2030年まで延長し、イランとの戦闘で実際に多く投入された結果を踏まえ、同機の運用終了を再び先送りする方針を決めた。
空軍長官のトロイ・マインク(Troy Meink)は、2026年4月20日にソーシャルメディアへの投稿でこの方針を明らかにした。マインクは、この決定について、「新たな戦闘機の生産体制が整うまでの間、現在の戦力を維持するためのもの」だと説明している。これに対して国防長官のピート・ヘグセス(Pete Hegseth)は「ウォートホッグよ、永遠なれ」と書き込んだ。
この決定によって、1970年代に導入され、老朽化が進むウォートホッグ、正式名称A-10サンダーボルトII(A-10 Thunderbolt II)は、引き続き運用されることになった。アメリカ空軍は長年、戦車などの敵地上部隊を攻撃し、前線の味方を上空から支援し、戦闘中に取り残された兵士を救出するために作られたこの機体の運用終了を目指してきた。軍当局は、低速で飛行するこの機体は、将来、強力な防空システムを持つ敵がいる戦場では生き残れない可能性が高いと指摘している。
アメリカ空軍は、近接航空支援(前線で戦っている味方の部隊のすぐ近くで敵を攻撃する任務)を担う機体として、ウォートホッグをステルス戦闘機F-35AライトニングII(F-35A Lightning II)に置き換えることを検討してきた。これまでの評価では、従来の近接航空支援の任務で、F-35がウォートホッグと同じような働きができるのか、疑問視されている。
アメリカ空軍は2026年にウォートホッグの運用を終える方針を進めていたが、これまで何度もそうしてきたように、議会の介入によって退役は延期され、運用終了は2029年に先送りされた。その結果、保有する機体すべてを一度に運用終了させる計画はなくなった。今回の決定により、ウォートホッグはさらに長く飛行を続けることになるが、現在運用されているおよそ160機のうち、どれだけの機体が2030年まで使われるかは明らかになっていない。

マインク空軍長官の発表は、ウォートホッグが中東で活発に活動している中で行われ、この機体はこの機体はイラクではイランの支援を受けた民兵組織を攻撃し、さらにイランに対する直接的な作戦でも支援役として使われている。
アメリカ軍が実施した対イラン作戦「エピック・フューリー作戦(Operation Epic Fury)」において、ウォートホッグはホルムズ海峡でイランの高速艇を攻撃するために使われ、さらにアメリカ軍によるイランの港の封鎖を維持する任務にも投入されていると報じられている。
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