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- 「債券王」のジェフ・ガンドラック、年内の“利下げ”はないと断言――投資家は現金・金・実物資産を積み増すべきと主張
「債券王」のジェフ・ガンドラック、年内の“利下げ”はないと断言――投資家は現金・金・実物資産を積み増すべきと主張

- ジェフ・ガンドラック(Jeff Gundlach)は、投資家がポートフォリオに現金と金を積み増すべきだと考えている。
- この「債券王(ボンド・キング)」は、最新の投資戦略に現金とハード資産への20%配分を盛り込んだと述べた。
- この推奨は、2026年に利下げはないとの見通しに一部基づいている。
「債券王(ボンド・キング)」は、リスクオン取引に飛び込む投資家に警告を発している。
ジェフリー・ガンドラック(Jeffrey Gundlach)は、伝説的な債券投資家であり、ダブルライン・キャピタル(DoubleLine Capital)のCIOだ。同氏は今年、投資家がポートフォリオに現金、金、その他の「実物資産」を積み増すよう推奨していると述べた。先週ブルームバーグ(Bloomberg)のインタビューに応じた同氏は、株式やその他のリスク資産に迫るリスクとして、FRBが利下げではなく利上げに踏み切る可能性を挙げた。
長年にわたり弱気派として、インフレ加速と米ドルの価値下落を繰り返し警告してきたガンドラック。彼は、年初の時点で市場が2026年末までに中央銀行が2〜3回の利下げを実施すると予想していたことを指摘した。
「利下げわずか2回を根拠にリスク資産を買うことが高い確信度からのアイデアだというなら、それは間違った賭けだ。今年、利下げは実現しない」とガンドラックは述べる。
利下げへの期待は、過去1年間にわたって市場を押し上げる大きな原動力となっていた。しかし、イランとの戦争が原油価格を急騰させ、経済全体でインフレ上昇への懸念を高めたことで、金利見通しは大きく悪化した。
CME FedWatchツールによると、FRBが今年中に利下げを実施する確率は9日(米時間)時点で約12%となり、1カ月前に織り込まれていた約21%から低下した。また、利上げの確率も過去1カ月で16%まで急上昇しており、4月初旬のほぼゼロから大幅に上昇している。
2026年には、利下げよりも利上げの可能性が高い
米連邦準備制度理事会(FRB)の12月政策会合における目標金利の確率
金利の上振れリスクを考慮すると、株式も割高に見えるとガンドラックは述べた。米国とイランがまだ正式な和平合意を締結していないにもかかわらず、主要指数はここ数週間で新高値を更新している。
S&P500の年初来パフォーマンス
「市場は非常に、とても高い水準にあると思う」とガンドラックは述べ、投資家向けの理想的なポートフォリオの最新内容を説明した。
ガンドラックの最新投資戦略の内訳は以下の通りだ。
現金(配分20%)。ガンドラックは、投資家がポートフォリオの5分の1を現金で保有することを支持すると述べた。これは昨年末の推奨から変わっていない。
コモディティなどのハード資産(配分20%)。ガンドラックは、このポートフォリオ部分にはコモディティ指数が適していると述べ、過去1年間のセクターの堅調さを指摘した。グローバルX・ブルームバーグ・コモディティ・コンプレックスETF(Global X Bloomberg Commodity Complex ETF)は年初来9%上昇している。
実物資産にポートフォリオの20%を充てるという今回の推奨は、昨年の10〜15%という従来の推奨から引き上げられたものだ。
金(ゴールド)。ハード資産の一種である金は、ガンドラックが特に注目している。貴金属の価格が1オンス3500ドルを下回った場合、「両手で買い集める」と同氏は述べた。
金地金への具体的なポートフォリオ配分の推奨はないが、同氏はかつて最大25%の配分でも「過剰ではない」と述べていた。
金は先週末時点で1オンス約4753ドルで取引されており、年初来9%上昇している。
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