- MONEY INSIDER
- 投資
- テスラのQ1決算は「AI時代における地位確立のチャンス」だと、ウォール街は見なしている

- テスラ(Tesla)は22日(米時間)の引け後に第1四半期の決算結果を発表する。
- ウォール街は前年比で売上高と利益の増加を見込んでいる。
- ウェドブッシュ(Wedbush)は、テスラのAIポテンシャルを評価する一方、モルガン・スタンレー(Morgan Stanley)とバンク・オブ・アメリカ(BofA)はロボタクシーに関する最新情報を注視している。
ウォール街は、テスラ(Tesla)の決算発表をEVメーカーのAIストーリーにおける重要な節目として注目している。
テスラは水曜日の引け後に第1四半期の決算結果を発表する予定で、CEOのイーロン・マスクは株価の強気論の核心をなすAIとロボタクシーに関する最新情報を提供する見通しだ。
投資家はまた、xAIへの投資が与える影響の手がかりや、スペースX(SpaceX)との合併の可能性に関する情報も探っている。
ウォール街はテスラの第1四半期売上高を222億7000万ドル(約3兆4519億円、1ドル=155円換算:以下同)と予想しており、前年同期の193億4000万ドル(約2兆9977億円)から増加する見込みだ。
コンセンサス予想EPSは0.25ドルで、2025年第1四半期に記録した0.12ドルから上昇している。
同社はすでに当四半期の予想を下回る納車台数を発表している。テスラは2026年第1四半期に35万8023台のEVを納車し、前年比6%増となったが、アナリスト予想の37万2160台を下回った。
テスラは2026年の出だしが厳しく、株価は年初来で約12%下落し、マグニフィセント・セブンの中で今年最もパフォーマンスの悪い銘柄となっている。
ウォール街のトップアナリストたちが、テスラの決算発表についてどのように見ているかを以下に紹介する。
AI時代におけるテスラの位置づけを巡り強気派と弱気派が対立——ウェドブッシュ
テスラの強力な強気派として知られるダン・アイブス(Dan Ives)率いるウェドブッシュ(Wedbush)のアナリストたちは、AI関連の取り組みとロボタクシーの展開継続が決算説明会の主要テーマになると予想している。
「AI時代がこの先どれほど早く到来するかを巡り、強気派と弱気派が議論する中、ウォール街はテスラに対して岐路に立っていると考える」と、リポートは述べている。
目標株価600ドル(約9万3000円)、アウトパフォーム評価を付けている同社は、マスクが前四半期の決算説明会で発表したテスラの20億ドル(約3100億円)のxAI投資について、投資家にとっての意味合いを含めた最新情報を提供すると見込んでいる。
モルガン・スタンレー、FSD走行距離100億マイル達成への道筋に注目
モルガン・スタンレー(Morgan Stanley)のアナリストは、テスラが「自動運転の重要なマイルストーン」と呼ぶ、完全自動運転(FSD)技術による累計走行距離100億マイルの達成に近づいていると述べている。
「設備投資が2倍以上に拡大し、フリーキャッシュフローがマイナスに転じる年において、監視なしの自律走行能力をスケールアップする上での具体的な進捗を示すテスラの能力が、バリュエーション維持に不可欠だと考える」と彼らは記している。

イーロン・マスクはまた、100億マイルという数字が同社の自動運転目標にとって極めて重要であると強調しており、その達成にどれほど近づいているかについて最新情報を提供する可能性がある。
モルガン・スタンレーのテスラ株の目標株価は415ドル(約6万4325円)だ。
バンク・オブ・アメリカ、ロボタクシーの機会に強気
バンク・オブ・アメリカ(BofA)は、テスラが決算発表を前にダラスとヒューストンでロボタクシーの展開を拡大したことを取り上げた。
これらの都市がテスラのロボタクシーネットワークに加わったことは、自動運転の野望に向けた新たな前進を示している。バンク・オブ・アメリカが1兆ドル超の市場と見る自動運転車分野での競争は激化しており、ウーバー(Uber)がルシード(Lucid)およびリビアン(Rivian)と契約を締結する一方、グーグル(Google)傘下のウェイモ(Waymo)も拡大を続けている。
「ロボタクシーに大きな潜在的機会があると見ており、テスラは自律走行能力の収益化の初期段階にあると考えることから、買い推奨と目標株価460ドル(約7万1300円)を維持する」と彼らは記している。
アナリストたちはまた、テスラのヒューマノイドロボットOptimusや、報じられている低価格EVモデルに関する最新情報が発表される可能性があると述べた。
ジェフリーズ、決算が「ビジョンと実行の乖離」を浮き彫りにする可能性を警告
ジェフリーズ(Jefferies)のアナリストは決算発表を前にテスラ株の目標株価を引き上げたが、テスラに対して強気とは程遠い立場だ。
同社は「中期的な成長の高まり」を理由に目標株価を300ドル(約4万6500円)から350ドル(約5万4250円)に引き上げたが、同社の「中期的な成長ドライバーは依然として低速モード」にあると指摘した。
アナリストたちはテスラのロボタクシー展開に関する最新情報と、スペースXとの合併の可能性に関する情報を注視している。
「第1四半期の結果はビジョンと実行の乖離がさらに拡大していることを示すだろう。ロボタクシー展開に関する説得力ある発表がなければ、資金調達への懸念が高まり、スペースXとの最終的な合併の論理が浮上する可能性がある」と、アナリストたちは記している。
あわせて読みたい
Special Feature






























