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- JPモルガン、S&P 500が来年「20%超」上昇する可能性を示す

- JPモルガン・プライベート・バンクは、強気シナリオにおいてS&P 500が今後1年で22%急騰する可能性があると見ている。
- 同行は、AIが大幅な生産性向上をもたらしインフレを抑制した場合に、この上昇が実現し得ると述べた。
- 成長期待が強ければ、株式市場は債券利回りの上昇に耐えられる可能性が高いと、同行は付け加えた。
9000ポイントが、S&P 500の新たな注目水準となる可能性がある。
JPモルガン・プライベート・バンク(JPMorgan Private Bank)は、この主要指数が今後1年以内に9000を突破する道筋があると見ており、現在の水準から22%の上昇を意味する。
インフレとイラン戦争をめぐる広範な懸念にもかかわらず、AIのスーパーサイクルが市場の従来の想定を上回る規模になるとすれば、市場の全般的な上昇トレンドが続く可能性があると、JPモルガン・プライベート・バンクのグローバル投資ストラテジスト、クリティ・グプタ(Kriti Gupta)氏とポートフォリオマネージャーのニック・ロバーツ(Nick Roberts)氏が水曜日(20日・米時間)のレポートに記した。
「ベースケースではないものの、S&P 500は2027年半ばまでに最高9000に達する可能性がある。現在の水準から約22%の上昇は楽観的に見えるかもしれないが、十分に実現可能だ」とグプタ氏とロバーツ氏は述べた。
同行は、テクノロジーセクターが今年も再び好調を維持していることを指摘。これは主に堅調な業績とAIへの継続的な楽観論によるものだ。S&P 500のテクノロジー株は年初来23%上昇しており、主要指数全体の8%上昇を大きく上回っている。
市場の上昇がテクノロジーに過度に集中していることを懸念する投資家もいるが、AIが生産性向上を加速させるという前提に立てば、この上昇は「機会」でもあると同行は述べた。労働者の生産性が高まれば、インフレを刺激することなく企業収益が10%超の成長を続けられる可能性があると同行は推測する。これはアナリストらがAI関連取引の足かせになると警告してきた重要な制約だ。
「過去にも同様の事例があった。1990年代後半には生産性が急拡大し、年率約2.8%に達した。その間、指数は1995年から2000年にかけて5年連続で20%超のリターンを記録した。再び起こり得る」と同社は記す。
市場の見通しは依然として概ね強気だが、イラン戦争が続き経済への影響が出始めるなか、やや不透明感が増している。最大の懸念は、エネルギー価格の上昇が他の消費財にも波及し、インフレが加速するリスクだ。それが長期にわたる高金利につながり、株式などリスク資産の重荷となる可能性がある。
先週は歴史的な国債の売りが起き、投資家がインフレへの不安から米国債を手放すなか、株式の見通しに対する懸念が高まった。
しかし、米10年国債利回りが40ベーシスポイント上昇するといった最近の利回りの動きは「珍しいことではない」とグプタ氏とロバーツ氏は述べ、債券利回りが大幅に上昇したものの短期間で収束した過去の事例を挙げた。
市場が経済に対してより高い成長期待を持っていれば、株式は利回りの上昇に耐えられる可能性が高いと、両氏は付け加える。
「リスク資産が常に一直線に上昇するわけではない。債券利回りの上昇を受けた半導体などのAIボトルネック関連モメンタム株の現在の巻き戻しは、完全に健全な動きだ。投資家のポジションが整理され、次の上昇局面への布石となる」とグプタ氏とロバーツ氏は述べた。
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