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- オールバーズの「876%」株価急騰を見て、AIクラウドへの事業転換を試みる模倣者が出現するかも
※本記事はBusiness Insiderが毎日お届けする有料会員向けニュースレター「Cutting Edge(カッティングエッジ)」からの転載です。
こんにちは!ビジネスインサイダーが毎日お届けするニュースレター「Cutting Edge(カッティングエッジ)」エディトリアルリードの川村です。
4月14日にイラン戦争開戦前の水準を回復したS&P500種株価指数が、勢いそのままに昨日、これまでの最高値を更新しました。

調整局面入り寸前で踏みとどまり、反発に転じてからは断崖絶壁を全速力でよじ登るような同指数の急上昇に市場全体が沸くなか、ひっそりと表舞台から姿を消そうとしていたのが、フットウェアブランドのオールバーズ(Allbirds)です。
シリコンバレーのエンジニアや起業家たちに愛されたことから、ビジネスインサイダーも幾度となくその美学や哲学、ビジネスモデルを取り上げてきましたが、2021年の新規株式公開(IPO)時に40億ドル以上あった時価総額が2000万ドル台まで収縮して身売りに至った上、まさかこんな形で注目を浴びるとは……。
本日はエグゼクティブエディターのジョー・チョッリから、オールバーズの「あり得ないピボット」をテーマにトップストーリーをお届けします。
土壇場で事業を「再発明」した最新事例

俳優のロバート・ダウニー・Jr.はかつて薬物依存症に苦しみ、映画製作会社が(依存症の俳優を出演させる際に求められる)高額な保険代を負担しきれず出演機会が激減、一時はハリウッドから消えかけました。そのキャリアを救ったのは、主役トニー・スタークを演じた『アイアンマン』の大成功でした。
ウィンブルドンなど四大大会での優勝多数、アトランタ五輪では金メダルを獲得した史上最高のプロテニス選手の一人、アンドレ・アガシも20代後半から極度の不振に陥り一時は引退寸前まで追い詰められたものの、新たなコーチとの出会いを経て復活。四大大会の全てを制覇するグランドスラムを成し遂げました。
いずれも人生の「再発明」とでも言うべき土壇場の逆転劇ですが、ビジネスの世界でもそうしたことは起こり得ます。
しかも、企業による事業や業績の再発明には独特の魅力があって、それは勝負の行く末を知るのに何年も待つ必要がなく、投資家たちが株価を通じてリアルタイムで評価を下してくれることです。
D2C(Direct to Consumer、消費者直販)フットウェアブランドを展開してきたオールバーズは4月15日、GPU(画像処理ユニット)クラウドサービスへの事業転換を発表。土壇場で再発明を成し遂げた企業の最新例となりました。
ブランドマネジメントを手がけるアメリカン・エクスチェンジ・グループ(American Exchange Group)に3900万ドルで事業を売却、清算する計画を明らかにしていた同社ですが、転換社債を発行して5000万ドルを調達し、GPUを購入して顧客に計算資源を提供するサービスを開始するとのこと。
社名は「ニューバード(NewBird)AI」に変更します。
投資家はこのアイデアに飛びつきました。株価は前日終値の2.49ドルから一時は24.31ドルまで876%跳ね上がり、結局同日は582%高い16.99ドルで取引を終えています(翌16日は10ドル台前半まで下落)。




























