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- 2026年夏のメンズシューズのトレンド…ビルケンシュトックではなく、スエードスニーカー

- 2026年夏、メンズシューズのトレンドの大本命はスエードスニーカーだ。
- 愛用者たちによれば、その柔らかい素材がカジュアルな装いを格上げし、どんなスタイルにもレトロな趣を添えてくれるという。
- スタイリストのアレクサンドラ・バラード氏も、スエードスニーカーはヨーロッパのエレガントな雰囲気を感じさせると語る。
2026年の夏は、ビルケンシュトック(Birkenstocks)やエア フォース 1(Nike Air Force 1)を少し休ませてみてはどうだろうか。
もちろん、これらが定番シューズであるのには理由がある。だが、今夏の主役ではない。その座に輝くのは、スエードスニーカーだ。
起毛感のあるローカット・スニーカーが、突如として至るところで見られるようになった。特に男性たちがこぞってこのスタイルを取り入れているのだ。
「彼らが求めているのは、ヴィンヤード・ヴァインズ(Vineyard Vines)に代表されるような、クラシックなアメリカン・プレッピーではない。もっとヨーロッパ的な雰囲気だ」
スタイリストのアレクサンドラ・バラード(Alexandra Ballard)氏はBusiness Insiderにそう語った。
「彼らが憧れているのは『留学生』のようなインターナショナルな雰囲気、あるいは世界を旅してきた経験を感じさせるような、自然体で洗練された男性像だ。エレガントでありながら、きっちりしすぎていない。そんなスタイルだ」
幸いなことに、このトレンドに乗るために特定のブランドを探し回る必要はない——アクセル アリガト(Axel Arigato)やドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)のアイテムがステータスシンボルになりつつあるが。スエードスニーカーにおいて重要なのは、ブランドのロゴよりも、その美学と素材感だ。
結局のところ、このメンズシューズのトレンドの本質は、シンプルなコーディネートを格上げすることにある。「履き心地を一切犠牲にすることなく、洗練されたエレガントな雰囲気を醸し出してくれる」と、バラード氏はスエードスニーカーの特徴を指摘する。

シンプルでシック、そしてレトロ
2025年夏のメンズシューズはリラックス感が主流で、シンプルなローファーやレザーミュール、クロッグサンダルなどが好まれていた。スエード素材自体は引き継がれているが、見せ方は変わった。
Googleトレンドによると、「メンズ スエード スニーカー」の検索数は過去1年間で500%も増加し、現在も上昇傾向にある。
この関心の高まりを後押ししている要因の一つが、TikTokやInstagramにあふれるスニーカー・スタイルに関する投稿だ。男性たちがお気に入りの一足や着こなしのコツを共有し、このスタイルがあの名作スニーカー「アディダス・サンバ(Adidas Samba)」に取って代わったと主張している。
リュダクリス(Ludacris)のようなセレブも、パリ・ファッション・ウィークから2026年アメリカン・ミュージック・アワードまで、あらゆる場面でスエードスニーカーを愛用している。

より深い視点で見れば、スエードという素材は昔から「高級感」の象徴だった。アメリカの富裕層が派手で自己主張の強いファッションの時代へと突入するなか、一般消費者には敢えてその逆を行く者もいる。スエードは、けばけばしさや過剰な高級感をひけらかすことなく、洗練されたシックな雰囲気を醸し出せるのだ。
「男性はかっこよく見せたいと思っているが、まるでコスプレのようだと感じたり、もったいなくて実際には身に着けられないと感じた途端、興味を失ってしまう」とバラード氏は語る。
消費者がスエードを好むもう一つの理由が、レトロ感だ。この素材は60年代や70年代のファッションを彷彿とさせる。そして現在、ファッション界の内外を問わずオールドスクールな(古き良き)スタイルが流行しているのだ。

同様に重要なのが、スエードスニーカーの汎用性の高さだ。トラウザーとブレザーに合わせてオフィススタイルをほどよくカジュアルダウンすることもできれば(バラード氏はこれを「イタリアン・メンズウェアのさりげなさ」と表現する)、ジーンズとTシャツに合わせて日曜日のカジュアルな着こなしをワンランク上げることもできる。
シューズがコーデの「主役」になる
スエードが夏にトレンドとなっていることを不思議に思う人もいるかもしれない。この柔らかな素材は一般的に、秋のファッションとの相性が良いとされているからだ。しかしバラード氏によれば、実は非常に理にかなっているという。
「実はスエードシューズを履くのに最も安全な季節は夏なのだ」と彼女は言う。「スエードの最大の敵は水、シャーベット状の雪、そして(融雪剤などに含まれる)塩分だ。これらはすべて冬特有の問題だからだ」
また、スエードはタン(薄い茶色)やブラウンなどのニュートラルカラーが多く、リネンのトラウザーや薄手のチノパンといった夏のアイテムやコーディネートとの相性も抜群だとバラード氏は指摘する。
定番の選択肢としては、プーマ(Puma)、ナイキ(Nike)、スティーブ マデン(Steve Madden)が人気を集めているが、アクセル アリガト(Axel Arigato)、ドリス・ヴァン・ノッテン、ロエベ(Loewe)、フィア オブ ゴッド(Fear of God)といったラグジュアリーブランドも、独自のスエードスニーカーを展開している。
どのブランドが気に入ったとしても、まずは控えめなデザインの一足から始めることをバラード氏は勧める。「シルエットに関して言えば、ゴツすぎるものは避けるべき。スリムでミニマルな形を選ぶのが正解だ」。
そして最後に忘れてはならないのが、シューズはコーデの主役になり得るということだ。シューズこそが「全体の印象を決める重要な役割を果たす」とバラード氏は指摘し、こう続けた。
「ショーツにゆったりとしたポロシャツ、あるいはリネンのTシャツに(スエードスニーカーを)合わせるだけで、同じイベントにいる大半の男性より、格段に洗練された印象を与えられるはずだ」



























