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- サンリオ、ゲーム事業に本格参入の背景。「Sanrio Games」で3年・10タイトル投入へ、売上100億円目指す

日本が世界に誇るIP(知的財産)ブランドの一角がいよいよ本格参入する。
サンリオは4月21日、自社パブリッシングによるゲームブランド「Sanrio Games」(サンリオゲームズ)の立ち上げを発表した。辻󠄀朋邦社長と濵﨑皓介常務が会見を開き、ゲーム事業への本格参入と第1作タイトルを公表。開発・販促費に100億円を投じ、3年間で計10タイトルを投入する大型計画だ。経営多角化によって、グッズとライセンス中心のビジネスモデルからの転換を図る。

第1作はパーティゲーム、今秋に世界同時発売
第1作は「サンリオ パーティランド」だ。Nintendo Switch・Nintendo Switch 2向けのパーティゲームで、2026年秋に世界同時発売する。ハローキティやシナモロール、クロミなど145以上のキャラクターが登場し、45種類以上のオリジナルミニゲームを収録する。ボードゲームや着せ替え、シール集め、魚釣りなど多彩な遊びも盛り込む。

ターゲットはZ世代・キッズ・ファミリー層で、濵﨑常務は「親が子どもに安心して勧められる内容を意識して設計した。友達や家族がプレイしている間に自然と笑顔になり、そこからコミュニケーションが発生するよう丹精込めて作り上げた」と説明した。制作を担った開発スタジオの担当者が「いちご新聞を全部読み込み、サンリオの秘密をゲームに詰め込んだ」と語ったエピソードも紹介された。
価格は「コンソールゲームの一般的な価格帯」(濵﨑常務)とのみ説明し、今期中(2027年3月期)にはセカンドタイトルも投入する方針だ。
外部スタジオに委託でゲーム開発
これまでライセンス事業の一環で、サンリオキャラクターが登場するゲームタイトルは存在したが、自社主体でブランドを立ち上げてゲーム開発に取り組むのは初のことだ。内製開発チームを持たないため、ゲームタイトルの開発は外部の開発スタジオとの共同制作で進める。共同出資から100%出資まで提携の形態は案件ごとに異なる。
サンリオは企画立案と進行管理を担い、「このジャンルであればこのスタジオ」という目利きで協業先を選定。多様なジャンルやターゲットに対応する。将来的な内製化も「あり得なくはない」(濵﨑常務)としたが、当面は外部協業を軸に進める。
投資規律の仕組みも整備する。企画段階・プリプロダクション・本開発のステージごとに投資委員会がチェックし、収益性を検証する体制だ。「ゲーム事業を継続的にサステナブルに運営するために必要な仕組み」(濵﨑常務)と説明した。



























