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学食が「安い」とは、もう言えない。物価高で大学生が見つけたお昼の正解

- この記事は、次世代を担うユース世代が主役となり、多様な人々と一つのテーブルを囲んで対話するBusiness Insider Japanの共創プロジェクト「NEXT TABLE(ネクストテーブル)」によるコラムです。
- ユース世代が記事を読んで気になったこと、感じたことを等身大の視点で紹介します。
大学生の私のランチは、友達と外食する予定がない限りお弁当です。
理由は単純で、コンビニで買うより、作った方が安いから。
それが面倒な日は、大学の生協食堂に向かいます。けれど最近、メニューを眺め「あれ?」と思う瞬間が増えました。実は私の大学の生協も、今年の春に価格を改定したばかりです。米価格の高騰や、過去最大とされる最低賃金の引き上げ、物流費の上昇などが理由だそうです。
おもしろいのは、その変わり方です。値札の数字は据え置かれているのに、よく見るとごはんの量が減っているんです。「ライス中」の価格は据え置きの287円ですが、量が20グラム減りました。表向きの値段以上に、学生の胃袋に効いてくるのです。
「学食=とにかく安い」という常識は、もう昔のものになりつつあります。
帝国データバンクの「カレーライス物価指数」調査によると、家庭でカレーを1食分作るのにかかるコストは、10年前は約250円だったのが、2025年には平均349円と、10年で約4割も上がっているそうです。2026年に入っても360円台で高止まりが続いています。
家で作るカレーですらこれなのですから、物価高はもう、学生の食卓のど真ん中まで来ているのだと実感します。
そんなことを考えていた時に、この記事を読みました。
首都圏の単身生活者を対象にした調査で、平日の弁当持参率が15.0%と、2010年度以降で最高になったというのです。しかも増えているのは「作り込んだ弁当」ではなく、白飯やおにぎりが上位を占める「シンプル弁当」。お弁当の平均品数も、10年前よりはっきり減っているそうです。
「これ、大学生の私たちも同じだ」と思いました。
私の周りを見渡すと、お弁当を持ってきている人はこの調査と同様に少数派です。体感では、持参している子は2割ほどで、残りの8割近くはどこかで買ってくる派。
ただ、購入派もコンビニやスーパーのおにぎりやパン、カップ麺など、低価格な商品を選ぶ人が多い印象です。ただ、学内のコンビニも1店舗だけで、そこまで安いわけではありません。生協で丼物やカレーをテイクアウトして、短い昼休みのあいだに、あるいは授業を受けながら食べている人も珍しくありません。実家暮らしか一人暮らしかでも、事情はずいぶん変わります。
記事の中で、弁当が「頑張って作るもの」から「無理なく持っていくもの」へ変わりつつある、という指摘がありました。単なる節約ではなく、コストと手間と健康のバランスを取る感覚なのだ、と。確かに、私もランチのお弁当は、昨日の残り物か、週末にまとめて仕込んだ作り置きに頼ることがほとんどです。
他の大学生にとっても、まったく同じだと思います。学食が「気軽で安い選択肢」ではなくなってきた今、みんなが自分なりの「無理のない昼ごはん」を探しています。おにぎり1個、買ってきたパン、作り置きのタッパー…。正解はひとつではないのだと思います。
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