

























今週も、早稲田大学ビジネススクールの入山章栄先生が経営理論を思考の軸にしてイシューを語ります。参考にするのは先生の著書『世界標準の経営理論』。ただし、本連載はこの本がなくても平易に読み通せます。
今の時代に合った結婚のかたちとはどのようなものでしょうか。入山先生は「結婚のかたちが多様化している今は、そもそも離婚するようなカップルは結婚をしない、という視点からみていくと新しい結婚のかたちが見えてくる」と解説します。
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今バルセロナで生活しているのですが、現地のニュースに触れるなかで「スペインで離婚申請件数が昨年11.7%減少した」という記事を読みました。離婚前にADR(裁判外紛争解決)のような話し合いプロセスを減ることが実質義務化されたり、単身になると家計の負担が増すことから、離婚のコストが上がって、離婚申請件数が減ったと解説されています。
これを読んで確かに「夫婦」「家族」という関係は、生活を経済的に支える仕組みでもあるし、もともと生きていくためのセーフティネットという側面もあると思いました。日本でもインフレが続いていますが、そうした要因により今後さらに家計が逼迫するとしたら、それが結婚率・離婚率に影響してくるのかというのが気になりました。
スペインの離婚減少は、幸せな理由かと思ったら、世知辛い話なのですね……
僕はまず一般論として、離婚率の減少を考えるには、制度や経済的な要因だけでなく、それ以外の社会的背景も踏まえて見ていく必要がある、と思います。
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