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- それは「燃え尽き症候群」ではないかもしれない…確認すべき5つのポイント

- 心理療法士でポッドキャスト番組のホスト、作家でもあるエイミー・モーリンは、多くの人が仕事に追われている状態を燃え尽き症候群と誤認し、その結果、適切ではない対処をしていると指摘する。
- 仕事に追われている状態は一時的なものであり、自分の状態を見直したり休息を取ったりすることで改善する可能性がある。
- 一方、燃え尽き症候群はより深刻な状態であり、休息だけではなく、根本的な対処が必要になる。
20年以上にわたり、多くの人が私のセラピールームを訪れ、「燃え尽き症候群になった」と訴えてきた。しかし、その大半は実際には燃え尽き症候群ではなかった。
現在企業のウェルネスプログラムや、問題を表面的にしか扱わないSNSの投稿によって、誤った自己診断が広がっている。人々はかつて「疲れた」と言っていたのと同じ感覚で、「燃え尽きた」と口にするようになっているのだ。
自分が燃え尽き症候群だと思い込むと、それを裏付ける証拠ばかりを探すようになる。会議で退屈したときも、予定が詰まりすぎて圧倒されたときも、「やはり自分は燃え尽き症候群なのだ」と考え、その根拠として受け止めてしまう。
その気持ちは理解できる。「燃え尽き症候群」と呼ぶことで、自分のつらさが正当なものだと感じられるからだ。しかし、ただの疲労やストレスを燃え尽き症候群だと決めつけてしまうと、その問題に合わない対処法を選んでしまうことになる。
世界保健機関(WHO)は、燃え尽き症候群を「長期間にわたって適切に対処されなかった慢性的な職場ストレスによって生じる状態」と定義している。その特徴は、極度の疲労感、仕事に対する冷笑的な態度、そして仕事の成果や能力の低下の3つだ。一方で、負担が大きすぎて手いっぱいになっている状態は一時的なものであり、目の前の問題に対処することで改善できる場合が多い。「自分は燃え尽き症候群だ」と思い込んでしまうと、「仕事を辞めるしか解決策はない」と考えてしまうかもしれない。そうすると本当なら気持ちを楽にできるはずの対処法を見逃してしまう可能性がある。
燃え尽き症候群と勘違いしやすい、「負担が大きすぎる状態」の5つのサインを紹介する。
1. まだ仕事への関心を失っていない
自分の力を十分に発揮できない原因となっている障害や問題にいら立ちを感じているなら、それは負担が大きすぎる状態だ。一方、仕事の結果がどうなろうと気にならなくなり、本当に関心を失ってしまっているなら、それは燃え尽き症候群に近い状態だ。
自分が今どちらの状態なのか分からないなら、今週とても素晴らしい仕事を成し遂げた場面を想像してみてほしい。それでもその成果に喜びや達成感を感じられるなら、あなたは一時的に仕事に追われて疲れているだけであり、燃え尽きているわけではない。
2. 良い週末を過ごすと気持ちが軽くなる
月曜日に仕事へ戻ったとき、ほんの少しでも気力や体力が回復したと感じるなら、それは単に仕事に追われて疲れている状態だ。2日間の休みですべてが解決するわけではない。しかし、仕事から離れて休むことで、多少なりとも状態は改善するはずだ。
例えば1週間の素晴らしい休暇を取ったにもかかわらず、休暇前と同じように疲れ切ったままなら、燃え尽き症候群に陥っている可能性がある。
ただし、ひとつ注意したいことがある。休日の過ごし方にも目を向けてほしい。もし休日まで予定で埋め尽くし、次から次へと動き回っていて休息を取っていないのであれば、休暇が自分にどのような影響を与えているのかを正しく判断することはできない。
3.仕事をしたい気持ちはあるが、やるべきことが多すぎる
仕事に追われている状態なら、「やるべきことが多すぎるのに、それをこなす時間が足りない」と感じることが多い。その場合は、やるべきことを減らしたり、人に助けを求めたり、ToDoリストの項目をひとつずつ片付けたりすることで、気持ちが楽になるはずだろう。
一方、燃え尽き症候群の場合は、「やるべき仕事を終わらせる気力が湧かないし、どうなっても構わない」と感じることが多い。燃え尽き症候群では、仕事の意味や価値を感じられなくなり、それによって努力する意欲が失われてしまう。また、何かをやり遂げても達成感を得られなくなる。
4. ゴールが見えている
仕事に追われている状態なら、まだトンネルの先に光が見えている。締め切りを乗り切れば、あるいは金曜日の午後になれば、少し楽になるだろうと考えられるものだ。
あなたが燃え尽き症候群の場合は、その先が見えなくなる。気持ちが楽になる場面を想像できない。むしろ、「ひとつの仕事が終わっても、次の仕事が始まるだけだ」と感じ、このまま続けていくことは無理だと思うようになる。
5.身体への影響がはっきり表れている
仕事に追われている状態では、肩がこったり、胃が重くなったり、不安を感じたりすることがある。また、やるべきことをあれこれ考えてしまい、そのせいで眠れなくなることもある。
もし体が悲鳴を上げているなら、それはむしろ良い兆候だとも言える。それは、あなたの心身がまだストレスに反応していることを意味しているからだ。つまり、「何とかしてほしい」と体がサインを送っている状態なのだ。そのため、軽いヨガや無理のないストレッチ、定期的な運動によって、状態が改善することがある。





































