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- 機内Wi-Fiがつながりやすい航空会社はどこか。ANA・JALとスターリンク勢の現在地

「飛行機のWi-Fiは遅い」。そうしたイメージは、過去のものになりつつあるのかもしれない。
低軌道衛星を使う通信サービス「Starlink(スターリンク)」の導入が広がり、世界の一部の航空会社では、機内でも実用的な通信速度を安定して提供できる例が出てきた。
インターネット速度計測サービス「Speedtest」を展開するOoklaがまとめた2025年下半期のデータでは、航空会社ごとの機内Wi-Fi品質の差が明らかになった。日本の主要航空会社についても、Speedtestのサンプル上では世界上位勢との差が見えている。
上位航空会社の多くが「スターリンク採用」

Ooklaは今回、機内Wi-Fiが実用的に使えるかどうかの目安として「ダウンロード25Mbps以上、アップロード3Mbps以上」という基準を設定した。
下り25MbpsはHD動画のストリーミングや重めのウェブページ閲覧、大きな添付ファイルの扱いにも対応しやすい速度だ。上り3Mbpsも、クラウドドライブやビジネスアプリなどを使う上で一定の安定性を見込める。
この基準をどれだけ一貫して満たせるかを示す「Consistency」で上位に並んだのは、ラトビアのエア・バルティック(98.3%)、カナダのウェストジェット航空(95.8%)、ハワイアン航空(95.3%)、エールフランス(93.7%)だった。いずれも、Speedtestのサンプル上では9割以上のケースで実用的な通信速度を満たしていたことになる。
注目すべきは、上位航空会社の多くが、低軌道衛星を使うスターリンクを採用している点だ。
Ooklaによると、Consistencyが50%を超えた航空会社の多くはスターリンクを利用していた。特に、上位3社のエア・バルティック、ウェストジェット航空、ハワイアン航空は、機内Wi-Fiをスターリンク単独で提供している。
スターリンクは、速度面でも他のサービスに対して優位が目立つ。Ooklaのデータでは、スターリンクの機内Wi-Fiの中央値は下り212.68Mbps。さらに、計測結果のうち遅い側から10%の水準を見ても、下り63.71Mbpsだった。
これは、Ooklaが比較した他の主要な機内Wi-Fiサービスの中央値を上回る水準だ。つまり、スターリンクでは「比較的遅いとき」でも、他のサービスの平均的な速度より速いケースがあるということになる。
ANA・JAL、そしてZIPAIRの現在地

では、日本の航空会社はどこに位置するのか。
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