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- スペースXの上場直前広がる「個人投資家は貧乏くじを引く」「出口流動性を提供する損な役割」説の真偽
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ビッグテックの動向

イーロン・マスク氏率いる宇宙開発企業スペースX(SpaceX)の新規株式公開(IPO)を今週末に控え、株式市場界隈ではさまざまな情報が駆けめぐっています。
ブルームバーグ(Bloomberg)が事情に詳しい複数の関係者の証言として6月9日付記事で報じたところによれば、強気派と弱気派の議論が正面衝突している状況にも関わらず、現時点で「大幅な応募超過」とのこと。
一方、米投資信託評価機関モーニングスター(Morningstar)は6月8日に公表した分析レポートで、楽観(ムーンショット)・中立(最低限の製品実現)・悲観(ノーゴー)という3つのシナリオに基づいて予測と評価を行った結果として、スペースXの適正株価を63ドルと結論。IPOで提示された公開価格135ドルの半分以下として投資家に警鐘を鳴らしています。

モーニングスターの予測する楽観および中立シナリオはいずれも「スペースXに大きな期待を寄せる」内容です。
しかし、軌道上データセンターが計画通り実現し、運用コストで地上データセンターに対して優位に立ち、計算処理市場シェア20%を獲得する、という究極の成功を想定するのが楽観シナリオ。その場合、公開価格を上回る154ドルが正当化されるものの、実現可能性はわずかに7%との予測。
中立シナリオもスペースXへの期待が前提ではあるものの、大型宇宙船「スターシップ(Starship)」を活用して軌道上データセンターを(データ伝送面の)制約付きで実現し、市場シェア約4%を獲得するという中身。シナリオの実現可能性は50%と現実味のある数字ながら、その場合に正当化される株価は公開価格のほぼ半分の68ドルです。




















