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- 定年間近のX世代男性、趣味のDIYで10年かけて「狭小住宅」を建てる。エアビーで年240万円の副収入を目指す

- オハイオ州在住のジム・マケルウェイン氏は、DIYの趣味が高じてタイニーハウス(狭小住宅)を建てた。
- 彼はこの家を1泊250ドル(約3万9750円)でエアビー(Airbnb)に掲載する計画を立てている。
- タイニーハウスはいま、新たな居住空間や賃貸収入源として人気を集めている。
ジム・マケルウェイン(Jim McElwain)氏は、地元のホームセンターの常連客だ。
テクノロジー業界の営業職として働いている彼は10年前、週末の趣味「DIY」でタイニーハウスの建設を始め、たった1人でコツコツ組み立ててきた。木材や石膏ボードが足りなくなるたび、彼は地元のホームセンターに足を運んだ。屋根材の組み立てや石膏ボードの施工など、やり方が分からないことがあれば、YouTubeのチュートリアル動画を検索して解決してきた。
今年の春、オハイオ州の田舎に構えた広さ400平方フィート(約37平方メートル)のその家には、実用的なキッチン、シャワー、エアコンが完備されている。マケルウェイン氏はこれを、1泊250ドル(約3万9750円、1ドル=159円換算:以下同)でエアビー(Airbnb)に掲載する予定だ。
「建築の設計プランも設計図もなく、すべて頭の中で考えてやっているんだ」と彼は語る。「平日はずっと、週末に何をするかを考えている。時には現場で叫んだり、怒鳴り散らしたり、悪態をついたり、指を切ったり、物を投げつけたりすることもある。それでも、一日の終わりには、何かを成し遂げた達成感から、笑顔で写真を撮るんだ」

タイニーハウスはいまや、アメリカで最も人気のある住まいの選択肢のひとつになりつつある。手頃な価格で比較的建設しやすく、遊び心のある装飾を施すポテンシャルに満ちているからだ。Business Insiderはこれまで、小さな空間で引退生活を送るシニア層や、タイニーハウス村で子育てをする親たち、また物件を収益性の高いバケーションレンタルとして貸し出すオーナーたちを取材してきた。多くの都市では生活費が上昇しているかもしれないが、タイニーハウスは予算内で細部までカスタマイズされた居住空間を提供している。

DIYプロジェクトとしてこの家を建てた
マケルウェイン氏は最初から、さまざまな設備を完備したエアビー向けの物件を建てようとしたわけではなかった。10年前、オハイオ州の田舎の土地を整備することから始まった。そこは、家族と暮らすコロンバス近郊の自宅から車で約1時間の場所にあった。彼は暇を見つけてはその土地を訪れ、草刈りをしたり雑草を抜いたり、前の所有者が放置したトレーラーハウスの残骸を片付けた。そうこうするうちに彼は徐々に、その土地が日常から離れてタイニーハウスで過ごすのにうってつけの場所だと思うようになったのだ。
その後の数年間、マケルウェイン氏は少しずつ建設を進めていった。パンデミックが始まると、家づくりは隔離生活中の格好の趣味となった。彼は、骨組みから床張り、窓の取り付け、屋根の組み立て、配線、配管に至るまで、すべて自分で行った。全工程の最後に照明とシンクが正常に機能するかを確認するため、初めてプロの電気工事士と配管工に作業を依頼した。

彼は、この10年間にタイニーハウスに使った合計金額が4万5000ドル(約715万5000円)になると見積もっている。ある時に数百ドル、またある時に数千ドルという具合に、少しずつ積み重なっていったのだ。その土地にはかつてトレーラーハウスがあったため、新たに浄化槽を設置する必要はなかった。とはいえ、資材はすべて購入する必要があったし、失敗が許されないような難易度の高い作業については専門家を雇う必要があった。Business Insiderが確認した書類によると、電気工事士への支払いは1468ドル(約23万3412円)、配管工は1070ドル(約17万130円)だった。期間が長期にわたったため、費用がかさんでいる感覚はなかった、とマケルウェイン氏は振り返る。
「時間をかければ、借金をする必要はない」と彼は言う。金曜の夜にはたいてい、ホームセンターチェーン「メナーズ(Menard's)」に立ち寄り、「300ドル(約4万7700円)使う。木材が足りなくなったら一度家に帰って、翌週末にまた200ドル(約3万1800円)分の木材を買い足して現場に戻っていた」。

このタイニーハウスをバケーションレンタルとして貸し出す準備を進めながら、マケルウェイン氏は小さなパティオ、アウトドアバー、ロフト式ベッド、そして素朴な雰囲気の薪ストーブを新たに加えたという。鏡やラグ、壁掛け時計が、この家を居心地の良い空間にしている。マケルウェイン氏は毎年数回はエアビーの予約を入れない週末を設け、自身で滞在したり、家族や友人を招いてキャンピングカーで来てもらい、みんなで焚き火を囲んで楽しんだりするつもりだという。
彼はこの物件を長期的な投資として捉えている。タイニーハウスの完成と近隣区画の開発によって、すでに彼の土地の評価額は上昇しているという。将来的には売却して利益を得るという選択肢も視野に入れている。

それまでの間、タイニーハウスをエアビーに掲載することで、堅実な副収入源になるだろう。彼はこの物件が、各地の医療機関で短期契約で働く看護師(トラベリングナース)、近隣のワイナリーやブルワリーを訪れる観光客、大学に通う子どもに会いに来る親たちにとって、魅力的な滞在先になるだろうと見込んでいる。引退を間近に控え、マケルウェイン氏は年間1万ドル(約159万円)から1万5000ドル(約238万5000円)の賃貸収入を追加で稼げるだろうという見通しに期待を膨らませていると語った。
「敷地内には、タイニーハウスと7エーカー(約2万8000平方メートル)の森と野原以外、何もない。くつろぐには最高の場所だよ」と彼は語り、こう続けた。「何よりこぢんまりとしていて本当に魅力的なんだ」。
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