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- 直感力を磨くに身体を鍛えるしかない…何でもAI時代に必要な「思考の軸」を磨く“裸足のカリキュラム”
連載
入山章栄の 経営理論でイシューを語ろう

今週も、早稲田大学ビジネススクールの入山章栄先生が経営理論を思考の軸にしてイシューを語ります。参考にするのは先生の著書『世界標準の経営理論』。ただし、本連載はこの本がなくても平易に読み通せます。
AIが急速に普及するこれから、人間はどのように「思考の軸」を鍛えればいいのでしょうか。入山先生は「AI時代に、人間にとって最後まで残るのは、身体が直感で『おかしい』『何か違う』と判断できる能力だ。これは場数を踏むことで精度が高まる」と解説します。
【音声版はこちら】Spotify、Apple、Amazon、YouTube等でポッドキャスト配信中。
何でもAIの時代に思考の土台が揺らぐリスク
こんにちは、入山章栄です。
今回は連載300回目です! いつもお聞きくださっているリスナーと読者のみなさん、改めてお礼を申し上げます。
本日は300回に相応しい、素敵なゲストがお越しくださっています。どうぞ、自己紹介ください!

みなさん、ご無沙汰しております。常盤です。この連載を立ち上げた前任者になります。覚えていますでしょうか(笑)?
入山先生、なんと300回とのこと。本当におめでとうございます!
僕と常盤さんで始めてから、ついに300回ですよ。その時からは、ちょっと想像がつかない……。

感慨深いですよね。
ポッドキャストを始めた当初はどんな人が聴いてくださっているんだろう……と思っていましたが、今では「聴きました」の声が入山先生の耳に頻繁に入ってくるとか。

僕の周りでも、聴いている人が増えてきました。
常盤さんはBusiness Insider Japanを離れて今別のメディアにいますが、200回記念のときにこのポッドキャストを今日のメンバーでやってから、こうしてまたお呼びできて嬉しいです。

前回の連載200回記念から何だかあっという間です。
それだけ充実した時間を過ごせているということでしょうかね。
そんな常盤さんから、本日はお題があると聞いています。

今回はこの連載に通底するテーマでもある「思考の軸」を鍛えることについて伺いたいと思います。
入山先生はAIを積極的に活用されていますよね。ただ、AIを使うようになると、自分で考える作業をAIに委ねてしまうことになりませんか? AIを使うことで考えるための“足腰”が弱ってしまうリスクについて、入山先生がどうお考えなのかを伺いたいですね。
重要なテーマですね。僕の周りのビジネスパーソンや専門家の方々も、そして僕も、全く同じ課題認識を持っています。
この連載でも「AIの普及によってコンサルは不要になる」という話をしてきました。ただ、これは少し正確ではありません。より正確には、本質的なビジネス課題には正解がありませんから、本当に優秀なコンサルのインサイトであれば、企業側も欲しいのです。
問題は、多くの若手コンサルが、「何かを調べてパワーポイントにまとめる作業」に多くの時間を使っていることです。こういった情報収集や資料作成は、AIに代替されていきますからね。そういう意味で、コンサルは不要なわけです。
AI時代の課題は、大きく2つあります。
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