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- 大画面ハイエンドスマホ「REDMAGIC 11 Pro」レビュー:防水&おサイフ対応で日常でも使いやすい

ゲーミングスマホと聞くと、まず思い浮かぶのは「一部のゲーマー向けの特殊な端末」というイメージかもしれない。派手なデザインや高い処理性能は魅力だが、そのぶん日常使いでは割り切りが必要だと思われがちだ。
「REDMAGIC 11 Pro」も、スペックや外観だけを見れば、たしかにそうしたイメージに近いモデルだ。だが実際に使ってみると、印象に残ったのはゲーミングスマホとしての「尖り」より、むしろハイエンドスマホとしての完成度だった。
大画面や強力な冷却機構、7500mAhの大容量バッテリーといったゲーミングスマホらしい要素を備えつつ、防水やおサイフケータイにも対応。日常のメイン機としても使いやすい。
なお、REDMAGIC 11 Proは3月下旬ごろからベンチマーク時の挙動を巡って話題になっていた。本稿はその挙動について検証するものではない。あくまで、REDMAGIC 11 Proを実際に使って見えてきた「普段使いできるゲーミングスマホ」としての完成度に焦点を当てたい。
REDMAGIC 11 Pro
- メーカー:nubia
- 直販価格(税込):15万7800円(記事執筆時点で、税込12万9800円の最小構成モデルは在庫なし)
- 発売時期:2026年1月
没入感も高めた仕様の大型ディスプレイ

REDMAGIC 11 Proの本体サイズは163.82×76.54×8.9mm、重さ(公称値)は230g。数字だけ見ても分かる通り、軽快さを売りにするスマートフォンではない。手に持つと大きく、ずっしりとした存在感がある。片手操作を重視する人や、小型モデルが好みの人には向かないだろう。
ただ、このサイズ感は欠点であると同時に、この端末の魅力でもある。ディスプレイは6.85インチと大きく、動画やゲームなどの表示に窮屈さがない。
また、最大144Hz駆動に対応しており、スクロールの追従も滑らかだ。アプリの切り替えや画面遷移でも引っかかりを感じにくい。

そして大きな特徴が、インカメラを画面下に隠した「アンダーディスプレイカメラ(UDC)」仕様だ。
画面上にインカメラのパンチホール(穴)やノッチ(切り欠け)を設ける一般的なスマホとは異なり、インカメラが表示を邪魔しない。全画面でコンテンツを表示できるため、没入感を高めやすい。

背面のガラスパネルは指紋がやや目立ちやすいが、アウトカメラの出っ張りがなく、完全にフラットに仕上げられている点はお気に入りだ。
最近はエントリーモデルでもカメラユニットの主張が強い端末が多く、カメラを最優先しない人にとっては取り回しの悪さにつながることもある。その点、REDMAGIC 11 Proはポケットへの出し入れがしやすく、机に置いたときもガタつきにくい。
最大80Wの急速充電ですぐに回復する大容量バッテリー

REDMAGIC 11 Proを使っていて特に快適だと感じたのが、7500mAhの大容量バッテリーだ。外出中にゲーム等をプレイしていなければ、帰宅時にバッテリーが50%以上残っている日もあり、個人的にはモバイルバッテリーや充電器を持ち歩く必要性を感じなかった。
バッテリーは最大80Wの急速充電に対応しており、短い時間でもしっかり回復する。朝の支度中などの短い時間である程度は充電できるので、大容量バッテリーにありがちな「なかなか減らないが充電に時間がかかる」という印象も薄い。
また、個人的に気に入っているのが、ワイヤレス充電に対応していること。MagSafeのように磁力で固定する仕組みではないが、仕事机やベッドサイドに置くだけで充電できるのは快適だ。しかもREDMAGIC 11 Proは背面がフラットなので、スタンド型のワイヤレス充電器にも収まりがいい。
充電関連では、バッテリーを経由せず直接給電する「充電分離」や、バッテリーの寿命を長くするための充電上限80%設定といった機能も備えている。

そして、大容量バッテリーを活かして長時間使っても、REDMAGIC 11 Proは本体が熱くなりにくい。
それは、REDMAGICシリーズの特徴でもある空冷ファンに加え、水冷システムなどを組み合わせた冷却機構を搭載しているからだ。本来はゲーム向けの設計だが、長時間の動画視聴やマルチタスク時にも本体が熱くなりにくく、普段使いの快適さにもつながってくる。
ゲーミングスマホの「割り切り」を感じさせない仕様

前述の通り、ゲーミングスマートフォンはゲーム体験を優先するあまり、一般的なスマートフォンに求められる機能が削られがちだ。その点、REDMAGIC 11 Proはそうした「割り切り」をあまり感じさせない。
まず目を引くのが、IPX8の防水性能に準拠していることだ。防水対応自体は珍しくないが、REDMAGIC 11 Proは空冷ファンを備え、本体側面に空気の通り道まで持ちながら、この水準を実現している。
一方、防塵については「独自防塵設計」と案内されるにとどまり、防塵等級は明示されていない。そのため、説明としてはやや分かりにくい印象も残る。
それでも、REDMAGIC 11 Proは防水に加えておサイフケータイにも対応しており、ゲーミングスマホでありながら日常のメイン機として使うことも想定した構成だ。実際、この1台でたいていの用事はこなせる。
カメラは最上級というほどではないが、広角カメラは日常使いには十分な写りだ。加えて、ハイエンドチップ「Snapdragon 8 Elite Gen 5」や最小12GBメモリーといった、ゲーミングモデルらしい余裕のある性能も備える。
スマートフォンでゲームをする人はもちろん、大画面や大容量バッテリー、熱のこもりにくさといった要素に魅力を感じる人にも、REDMAGIC 11 Proは有力な選択肢になる。普段使いできるゲーミングスマホとして十分に面白い1台だ。
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