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- テスラのAI投資は膨らみ続ける…イーロン・マスクは「非常に大きな成果につながる」

- イーロン・マスクはテスラの投資家に警告を発した。「覚悟せよ、これから多額の出費が始まる」と。
- テスラはAIとロボット分野への投資を一段と強化する中で、2026年の設備投資額を250億ドルに引き上げた。
- これほどの支出は前例がなく、経営陣は、この支出によってテスラの財務に圧力がかかると述べている。
テスラ(Tesla)は2026年4月23日、イーロン・マスク(Elon Musk)が進めるAIとロボット分野への積極的な転換を進めるため、2026年の設備投資額を250億ドル(約3兆9750億円)超に引き上げると発表した。
この額は、テスラが2025年に設備やインフラに85億ドル(約1兆3515億円)を投じていたのと比べると大幅に増加しており、2026年1月に投資家に示した200億ドル(約3兆1800億円)をも上回っている。
この巨額の設備投資は、テスラが保有する現金の半分以上に相当する規模であり、イーロン・マスクが同社の新たな方向に全面的に踏み込んでいることを示している。
また経営陣は4月23日の決算説明会で、この資金は6つの新しい工場に使うと説明した。具体的には、テキサスで自動運転専用のロボタクシー車両「サイバーキャブ(Cybercab)」を生産する設備、ロボタクシー事業を支えるAIの設備、さらにこれまで電動自動車のモデルS(Model S)とモデルX(Model X)を生産していたカリフォルニアの工場を、人型ロボット「オプティマス(Optimus)」を作るために作り替える費用などが含まれる。
テスラの株価は、決算説明会の後の時間外取引で3%超下落したが、アナリストの多くは今回の支出拡大について大きな懸念は示さなかった。ウェドブッシュ・セキュリティーズ(Wedbush Securities)のマネージングディレクターでテスラに強気の見方を示すダン・アイブス(Dan Ives)は、この支出拡大はテスラの野心的なAI戦略を踏まえれば妥当だと説明している。
「テスラは、車やロボットなど実際の製品にAIを組み込む企業へと変わりつつある。その方向性はすでにはっきりしており、より多くの設備投資が必要になる」と、2026年4月24日付のメモで述べている。
モルガン・スタンレー(Morgan Stanley)のアナリストも、2026年4月24日付のメモで、この投資はテスラをAIの大手企業へと変えるために「必要なものだ」と述べている。
一方、このような莫大な支出に加え、テスラがロボタクシーやAIを展開することが想定より遅れていることで、当面は財務面で負担が生じる可能性があるともルガン・スタンレーのアナリストは警告している。
テラファブ計画が明らかに
2026年4月23日には、新たに多額の資金を要するプロジェクトとして、テキサス州のオースティンに30億ドル(約4770億円)の半導体研究工場をテスラが建設する計画が明らかになった。これは、テスラによる超大規模AI半導体生産プロジェクト「テラファブ(Terafab)」の第1段階にあたる。
イーロン・マスクは、スペースX(SpaceX)とインテル(Intel)との共同プロジェクトである「テラファブ」について、年間で約1テラワット(1000ギガワット=1兆ワット)規模の計算能力の生産を目指すとしている。
これは現在の世界全体のAI向け計算能力のおよそ50倍にあたる規模であり、バーンスタイン(Bernstein)のアナリストは、この目標を達成するには最大で13兆ドル(約2067兆円)かかる可能性があると試算している。
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