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- スマホ動画の失敗が激減する「DJI Osmo Mobile 8P」レビュー:着脱式画面でひとり撮影にも最適

今やクリエイターだけでなく、一般企業でも動画制作をする機会が増えています。とはいえ、本格的な撮影機材を持っておらず、スマホで撮影から編集まで完結しているという方も多いでしょう。
ただ、スマホで動画を撮るときに、「もっと滑らかに、もっとカッコよく撮りたい」と思ったことはありませんか?
そんな悩みを一気に解決してくれるのが、DJIの最新スマホ用電動ジンバル「DJI Osmo Mobile 8P」です。基本となるジンバル本体の付属品のほか、多機能モジュール2とワイヤレスマイク(Mic Mini 2)がセットになっている「クリエイターコンボ」でその実力を試してみました。
Osmo Mobile 8P
- メーカー:DJI
- 直販価格(税込):1万8480円〜(クリエイターコンボは3万2780円)
- 発売時期:2026年5月
脱着可能なディスプレイ「Osmo FrameTap」

2026年5月に登場したこのモデルは、従来のOsmo Mobile 8をさらに進化させ、着脱式画面付きリモコン「Osmo FrameTap」を最大の目玉に据えています。
これまでスマホを取り付ける自撮り棒やジンバルでひとり撮影をすると、スマホの画面も動いて画面が見にくく「構図が合っているかわからない……」というストレスがありました。
Osmo Mobile 8PのOsmo FrameTapは、ジンバル本体からマグネットで簡単に取り外せる小型タッチスクリーンです。最大10m程度離れてもBluetooth/Wi-Fiでスマホの映像をリアルタイムでミラーリング表示しながら操作できます。
録画の開始・停止だけでなく、ジョイスティックでパン・チルト・ズームなども可能で、動画初心者でも直感的にコントロールできます。

初心者への恩恵は大きいです。三脚に固定して離れた位置から自分を撮る、料理を俯瞰で撮影しながら味見をする、商品をゆっくり回転させながら説明する……そんなシチュエーションでも、画面を確認しながら調整できるので、失敗テイクが激減します。
ひとりで撮影しなければならない場面では、専任カメラマンのように使える「夢のツール」とも言えるでしょう。
3軸ジンバル+第8世代スタビライズでながら撮影も楽
機械式の3軸補正はOsmo Mobileシリーズの真骨頂です。
手持ち撮影でも常に水平を維持してくれるだけでなく、移動しながらでもスマホ単体では到底出せない滑らかな映像が手に入ります。
いろいろな場面で活躍してくれるスマホ用電動ジンバルですが、多機能すぎて初心者には使いこなせないのではないか、という不安もあるでしょう。
しかし、そんな心配は無用です。バランス調整をして電源を入れるだけで水平を維持。それだけでも手持ち撮影より格段に安定した撮影ができ、一気にクオリティがアップします。
最初は「Pan Follow」(横方向だけ追従)モードから使い始めて、慣れてきたらほかのモードも試してみると良いでしょう。安定しているとはいえ、激しい動きをせず、膝をやわらかく使って歩くだけでも滑らかなスライダーショットを表現できます。

内蔵の延長ロッド(最大215mm)とミニ三脚も優秀です。ローアングルや自撮り棒代わり、低い位置からのダイナミックなクレーンショットも即座に撮影可能です。
被写体の追尾機能・3種類の違い

動画初心者が一番苦労するのは「被写体をフレームから外してしまう」問題です。
Osmo Mobile 8Pはここも大幅に強化されており、3種類のトラッキングが利用できます。
- ActiveTrack 8.0:専用アプリ「DJI Mimo」に搭載されたソフトウェアによるトラッキング。混雑した場所や被写体が一瞬隠れても素早く再捕捉できます。コンサート、スポーツ、ダンスなど複雑なシーンに強い。
- 多機能モジュール2:前モデルでは人物や犬猫しかトラッキングできませんでしたが、任意の物体にも対応。どんなカメラアプリでも追尾できるのが革命的です。補助ライトも搭載しており、暗所で活躍します。
- Apple DockKit:iPhone純正カメラやライブ配信でも、特別な装置不要でトラッキング可能。ただし、精度は若干低めです。
この3つのトラッキング方法は、欲しいトラッキングの精度、つまり撮るシチュエーションと、自分が利用したいアプリ、そして必要な周辺機器の有無によって変わってきます。
人物1人だけのトラッキングで良ければDockKit、つまりOsmo Mobile 8P以外のアクセサリーも不要で、純正カメラやDockKit対応カメラアプリで実現できます。
残りの2つは、特定のアプリや追加アクセサリーが必要になります。複数人グループ、ペットや物体など、より高度なトラッキングをしたい場合は「DJI Mimo」アプリか、「多機能モジュール2」があった方がいいです。
ActiveTrack 8.0に必要なDJI Mimoアプリは無料のため、ハードルは低いです。だが、アプリの使い方には慣れる必要があります。
多機能モジュール2は単体購入だと直販価格6600円(税込)。その代わり、様々なカメラアプリで高度なトラッキングが利用できます。
最初から「安全策」を取りたいのであれば、多機能モジュール2が付属する「アドバンストトラッキングコンボ」(直販価格2万5080円税込)か、さらにマイクが付属するクリエイターコンボ(同3万2780円)を選ぶことをオススメします。
ひとり撮影の「完成度」を劇的に上げる相棒に
初心者が上手に撮影するための実践アドバイスとして、両手で持ち、肘を体に軽くつけて体全体を動かす基本姿勢が挙げられます。モードの使い分けでは、初心者は「Follow」モードを中心に、慣れてきたら「Lock」(固定)や「FPV」(全方向追従)モードに挑戦すると良いでしょう。
アプリ選びでは、クオリティ重視ならDJI Mimoアプリ、慣れた操作感を求めるならスマホの純正カメラアプリとモジュール追尾の組み合わせがおすすめです。
練習法としては、忍者歩きのような滑らかな移動撮影を基本とし、被写体追尾、屋外散歩、自撮りVlogとステップアップしていくと効果的です。撮影後はMimoアプリでBGMやテンプレートを適用することで、すぐにSNS映えする動画が完成します。
Osmo Mobile 8Pは単なる「手ブレ補正機」ではなく、構図確認・追尾・多様なアングル・編集までをカバーするスタッフのような存在です。
特に、ひとりで高品質な動画を作りたい人に強くおすすめします。スマホ動画のクオリティに不満を感じているなら、ぜひ一度試してみてください。





























