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- 10代を締め出せば、インターネットはたちまちゴーストタウンと化すだろう…16歳未満SNS禁止がもたらす影響

- 16歳未満を排除したら、ソーシャルメディアは驚くほど空虚なものになるだろう。
- ティーンエイジャーはインターネット文化を牽引する存在であり、大人のフィードに流れてくるミームやクリエイターの流行を密かに左右している。
- 若いユーザーがいなくなれば、爆発的に拡散されるトレンドも人気アプリも、瞬く間に機能停止に陥るだろう。
私にはインターネットに関する一つのルールがある。ネットで意味不明なものに出くわしたときに役立つルールだ。「目にするものはすべて12歳向けか、12歳が作ったものだと思え」というものだ。
「ベイビー・グロンク(Baby Gronk)がリビー・ダン(Livvy Dunne)を口説いた(rizz up)」という表現の意味が分からない? それは12歳向けだからだ。スキビディ・トイレ(Skibidi Toilet)やイタリアン・ブレインロット(Italian brainrot)もピンとこない? それは子ども向けのコンテンツだからだ。グリンチ(The Grinch)が笑顔で「明日は膝の手術、その気持ち分かる?」と言っている写真を見た? あれは中学1年生向けで、あなた向けではない。クラビキュラー(Clavicular)のようなルックスマクサー(looksmaxxer)の台頭や、「モギング(mogging)」や「マクシング(maxxing)」といった新たなスラングに戸惑っているのでは?…断言しよう。この記事を読んでいる時点で、あなたはそのターゲット層から少なくとも20年は離れている。
ネット上でリアルタイムに存在しているトゥイーン(tweens:8〜12歳)や若いティーンエイジャーの割合は、統計的に見て大人より少ない。そもそも、世の中には我々のような“年寄り”のほうがはるかに多いのだから当然だ。
しかし、いわゆる「インターネット文化」と呼ばれるものを形作るうえで、若者たちは常に、その割合に比べて不釣り合いなほど大きな役割を担ってきた。Twitter(現在のX)の黎明期を思い出してほしい。ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)のファンによるツイートの量があまりにも膨大で、たびたびアクセス障害を起こしたほどだ。
問題は、これほど多くの子どもたちがオンラインにいることを、ほとんどの大人があまり快く思っていないという点だ。多くの親は、長時間のスクリーンタイム(ネット利用時間)や、とりわけ若いティーンエイジャーに対するソーシャルメディアの潜在的な悪影響を強く懸念している。
では、もしそうした子どもたちが突然いなくなったらどうなるだろう。インターネットはどんな姿になるのだろうか。
16歳未満のSNS禁止がもたらす影響
その答えは、やがて明らかになるかもしれない。現在、世界各国がティーンエイジャーや年少の子どもに対するソーシャルメディアの利用禁止を導入しようとしており、すでに施行している国もある。
イギリスのキア・スターマー(Keir Starmer)首相も6月15日、16歳未満を対象としたソーシャルメディア禁止法をイギリスに導入する計画を発表した。これは、2025年にオーストラリアで始まったソーシャルメディア禁止措置と同様の内容だ。
親が子どもにソーシャルメディアを使わせたくない理由はいくらでもあるし、見知らぬ人と話す前に年齢確認を義務づけることが賢明だと言える理由も山ほどある(逆に、ティーンエイジャーにソーシャルメディアの使用を認めるメリットがある理由だって、いくらでも挙げられる)。だが、ここではそのすべてを掘り下げるつもりはない。
ただ、少し想像してみてほしい。もし、人類が子どもを産む能力を失った世界を描いた映画『トゥモロー・ワールド(Children of Men)』のような事態が起き、ソーシャルメディアから16歳未満のユーザーが突然ゼロになったとしたら? 我々大人にとって、それはどんな世界になるのだろうか。
TikTokのダンス動画は消え去り、超人気YouTuberミスタービースト(MrBeast)の視聴者は激減するだろう。ロブロックス(Roblox)のストリーマー(配信者)たちは、誰も見ていないストリーミングで超人気ゲームのブルックヘイブン(Brookhaven)をプレイし続けることになる。インスタグラム(Instagram)もかなり閑散とするだろうが、スナップチャット(Snapchat)に至っては絶滅レベルの危機になるはずだ。
ブラジルのX一時禁止措置が示すヒント
実は、これに近い出来事がすでに起きている。ちょっとした実験のようなものだ。2024年、ブラジルが全国を対象に、Xを一時禁止した。すると、さまざまなポップスターの熱狂的なファン(stan)アカウントからなる巨大な「エコシステム」——プラットフォームの豊かで活気に満ちた生命力の源泉——が、突如として沈黙したのだ(幸いなことに、現在は熱狂的なファンの活動が再開されている)。
大人であるあなたは、「自分はネット上で子どもの存在をほとんど意識しないし、そういうコンテンツをわざわざ探しに行くこともない」と思っているかもしれない。確かに、あなたのアルゴリズムやフィードには、13歳の子どもが見ているものとはおそらく異なるコンテンツが流れてきているはずだ。その親たちが投稿しない限り、若いティーンエイジャーや子どもが投稿した写真や動画に出くわす機会もめったにないだろう。
しかし、「自分は子どもが作ったコンテンツや、主に16歳未満を対象にしたコンテンツを消費してはいない」と思い込むのは危険だ。
いま最も人気を集めているクリエイターたち、例えばミスタービーストや、アリックス・アール(Alix Earle)、カイ・セナット(Kai Cenat)といった面々を思い浮かべてほしい(もしこれらの名前を聞いてもピンとこないなら、大腸内視鏡検査(colonoscopy)の予約を忘れずに入れておこう——それくらい、あなたはもう若くないということだ)。彼らの成功の大部分は、若いファンたちによって支えられているのだ。
これは、「人間は常にクモから6フィート(約1.8m)以内にいる」という(生態学的には疑わしい)都市伝説を思わせる。インターネットにおけるティーンエイジャーや子どもたちとの関係も、まさにそれと同じだ。
ネット上で子どもと接点はないと思っていても、彼らはあなたが想像するよりずっと近くにいると断言する。あなたが目にするミーム、人気を集めるクリエイター、我々の語彙に新たに加わる言葉——そのかなりの部分が、若いユーザーから生まれている(たとえ、彼らが新しい言葉やミームを考案した本人ではなくとも、それを最も熱心に広めているのは彼らであることが多い)。
「子どもとSNS」問題は厄介だが、いなくなると寂しくなるだろう
つまり、一見そうとは分からなくても、インターネット全体に広がっている若者の存在がもたらす二次的な影響を、あなたは間違いなく受けているのだ。
もちろん、この記事は子どもとソーシャルメディアをめぐる厄介で大きな問題の解決策を提示するものではない。子どもたちをどう安全に守り、インターネットの利用に関する健全な境界線をどう設けるか。全ユーザーのプライバシーを侵害することなく年齢確認をどう実現するか——といった問題だ。
関係するすべての人々に言えることは「健闘を祈る」のひと言に尽きる。私自身、それらをすべて成し遂げる方法など見当もつかないからだ。
ただ、一つだけ確かなことがある。子どもたちがソーシャルメディアから引き剥がされる日が来れば、我々は必ず彼らの不在に気づく、ということだ。

























