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Business Insider Japan

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初めてのイタリア旅行で、5つの後悔を抱えて帰国することになった | Business Insider Japan
Joey Hadden · 2026-06-26 · via Business Insider Japan
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  3. 初めてのイタリア旅行で、5つの後悔を抱えて帰国することになった

Joey Hadden[トラベル・レポーター]

The author stands in front of a castle in Italy on a cloudy day
私はイタリアで6日間を過ごした。ヴェネツィア、ローマ、ミラノを訪れた。
Joey Hadden/Business Insider
  • 2022年10月、初めてイタリアを旅行し、ヴェネツィア、ローマ、ミラノの3都市を巡った。
  • わずか6日間の日程に予定を詰め込みすぎたことなど、予約や計画の段階でいくつかの失敗を犯し、旅の満足度を大きく下げてしまった。
  • 現地では知らずにマナー違反をして注意を受け、ローマのコロッセオといった超有名観光地を訪れたことを後悔する結果となった。

自分がまさか、現地の人々に煙たがられる「迷惑な観光客」になるとは思いもしなかった。しかし、ヴェネツィアを訪れたある日の午後、それは現実のものとなってしまった。ローマのコロッセオを観光して後悔する日が来るとも、ミラノにわずか一泊しただけで不満を抱くことになるとも、当時の私は予想すらしていなかった。

これは2022年10月の出来事だ。2週間にわたるヨーロッパでのバックパック旅行の一環として、私は初めてイタリアの地を踏んだ。列車を使って4カ国を移動し、そのうちの6日間をヴェネツィア、ローマ、ミラノの探索に費やした。

当時、私は旅行記者としてのキャリアをスタートさせてからまだ1年目だった。どんな旅であっても、特に初めての場所を訪れる際には何かしらの失敗がつきものであるということ、そして「最初から完璧にいかなくても別に構わないのだ」ということを、当時の私はまだ十分に学んでいなかった。

今にして思えば、事前にいくつかの知識を持ってさえいれば、私の初めてのイタリア冒険はもっと充実し、現地の環境や社会にも配慮した(サステナブルな)ものになっていただろう。

ミス1:わずか6日間の旅程に3都市を詰め込んだ

A map of italy with markers on Venice, Rome, and Milan
グーグルマップ

最初の失敗は、わずか6日間の日程の中に3つもの都市を詰め込んでしまったことだ。ヴェネツィアに2泊したかと思えば、あっという間にローマへ向けて出発。その約48時間後にはもうミラノ行きの列車に乗り込んでおり、そこでもたった一泊しただけで、すぐに別のヨーロッパの都市へと移動した。

このような慌ただしい移動のせいで、旅の間は常に時間に追われているような感覚が拭えなかった。はるばるミラノまで移動しておきながら、わずか一泊で去るのでは、到底満足感など得られるはずもない。もし訪問先を1つの目的地だけに絞っていれば、旅の最中にもっと「今この瞬間」に集中して楽しめただろうし、移動による環境負荷を減らす配慮もできていたはずだ。

英国を拠点とするサステナブル旅行会社「Responsible Travel」の共同創業者であるジャスティン・フランシス氏は以前、Business Insiderの取材に対し、短期間の慌ただしい観光よりも長期滞在の方が地球環境に優しいと語っていた。

「旅行の回数自体を減らし、1回あたりの滞在期間を長くすることで、飛行機などの移動マイルを抑え、現地の地域経済に直接お金を還元できるようになります。そして何より、旅行者自身にとっても、よりリラックスして充実した旅になるのです」とフランシス氏は指摘する。

ミス2:「10月なら空いている」という勘違い

Crowds inside the Colosseum in Rome in October 2022.
2022年10月、ローマのコロッセオ内部の混雑の様子。
Joey Hadden/Business Insider

10月に訪れれば大混雑を回避できるだろうという目論見も、大きな間違いだった。

夏のヨーロッパ旅行は、あまり得策とは言えない。ピークシーズン(最盛期)には、人気のある観光地が観光客で溢れかえってしまうからだ。

だからこそ私は、最盛期と閑散期の間にあたる「ショルダーシーズン(中間の時期)」の10月に旅行を予約した。このタイミングなら、長蛇の列に並ぶこともなく、人の頭で視界を遮られることもなく、快適に観光を楽しめるだろうと踏んでいた。

しかし、その見込みは完全に外れた。ヴェネツィアでもローマでも、古い石畳の路地で歩行者の渋滞に巻き込まれ、身動きが取れなくなった。観光客でひしめき合う橋の上を、のろのろと進むしかなかった。コロッセオをはじめとする古代遺跡に至っては、自分の目の前に立つ大勢の人々が掲げるスマートフォンの画面越しにしか、その姿を拝むことができなかった。

どうやら、ショルダーシーズンを狙うという情報は、すでに広く知れ渡ってしまっているようだ。次にイタリアへ行く機会があれば、私は冬の旅を選ぶだろう。

ミス3:ヴェネツィアの「市外」に宿をとってしまった

A view of Venice from a gondola.
ゴンドラからのヴェネツィアの眺め。
Joey Hadden/Business Insider

ヴェネツィアを訪れる際、市外に宿泊先を予約すべきではなかった。

2泊で360ドル(約5万7000円)でお城に泊まれるプランは、到底見過ごすことのできない魅力的なオファーだった。ヴェネツィアから車で30分ほどの場所にある「カステッロ・ディ・ロンカーデ(Castello di Roncade)」の塔の部屋で、まるで女王のような気分で眠れる、またとないチャンスだったからだ。

実際の滞在自体は素晴らしく、価格を考えれば信じられないほどお得な買い物だった。しかし、後になって私は後悔することになる。ヴェネツィアのような過密化した観光地では、日帰り観光客が現地に宿泊費を落とさないまま人混みだけを増やし、オーバーツーリズム(観光公害)を悪化させているという実態を知ったからだ。市内に泊まらなかったことで、私は現地の地元経済に本来できたはずの貢献を十分にしていなかったことになる。

ミス4:現地のマナーを事前に調べていなかった

A white, three-story old-world building with pillars in Venice, Italy
Joey Hadden/Business Insider

初めて訪れる観光客として、旅に出る前に現地のマナー(礼儀作法)をしっかりと調べておくべきだった。観光マナーについて、「自分自身の常識や一般的な礼儀作法があれば十分通用するだろう」と思い込んでいたのは大きな間違いだった。

ヴェネツィアでのウォーキングツアーを終えた後、私はどこかに座って昼食をとりたいと考えたが、通りかかるレストランはどこも満席で入れなかった。空腹と暑さで疲れ果てた私は、結局通りがかりの店でジェラートを買い、少しでも涼しい日陰の階段を見つけて腰を下ろし、それを食べることにした。

待ちに待った最初の一口を食べようとしたその瞬間、近くにいた警官が、私に向かって手を上下に振ってきた。それは「今すぐそこから立ち上がりなさい」という意味だと、誰の目にも明らかなジェスチャーだった。

そう、私は知らず知らずのうちにマナー違反を犯していたのだ。ヴェネツィア市の規定によると、公共の場所の階段などに座り込む行為には、100〜200ユーロ(約1万7000〜3万4000円)の罰金が科される可能性がある。

私の地元であるニューヨークでは、公共スペースの階段に座って休むのはごく当たり前の風景だったため、これが現地で失礼な行為にあたるとは想像すらしていなかった。幸いお咎めなしではあったが、今後は新しい国を訪れる際、必ず事前にマナーのルールを徹底的に調べることを心に誓った。

最高の思い出は「計画の外」にあった

The entrance gates of Castello Sforzesco in Milan.
ミラノのカステッロ・スフォルツェスコの入口門。
Joey Hadden/Business Insider

もしもう一度あの旅をやり直せるなら、もっと計画を立てずに、気ままに行動したいと思う。

ローマとヴェネツィアでは、スケジュールを分刻みでびっしりと組んでいた。できるだけ多くの有名な観光スポットを回るため、事前にツアーを予約し、1日の行動を完全に管理していたのだ。訪れた場所はどこも、これまでに映画やインスタグラムで何度も目にしてきた場所ばかりだった。もちろん、そうした名所を実際にこの目で見るのは感動的ではあったが、どこか「自分で新しいものを発見した」という驚きやワクワク感が欠けているようにも感じていた。

しかし、最後に訪れたミラノでは、思い切って予定表(アジェンダ)をすべて手放し、自分で何かを発見しようと街を気ままに歩き回ってみることにした。

そして、その選択は見事なリターンをもたらしてくれた。SNSのタイムラインでは一度も見かけたことのなかった、15世紀の古城「カステッロ・スフォルツェスコ(スフォルツェスコ城)」に、偶然たどり着いたのだ。大きな正門をくぐり抜けた瞬間、私はまるで中世のおとぎ話の世界に迷い込んだかのような気分になった。蔦(ツタ)が青々と生い茂る美しいレンガ造りの壁と、重厚な塔が私の周囲をぐるりと取り囲んでいた。

この城の敷地を自由気ままに探索した時間は、ヴェネツィアで乗ったゴンドラや、ローマで体験したコロッセオのツアーよりも、遥かに私の心を豊かに満たしてくれた。これほどの充実感を得られたのは、きっと、事前の期待や先入観が全くない状態で出会えたからだと思う。

次にイタリアの地を踏むときは、あらかじめ決められたスケジュールに縛られることなく、こうした「偶然の出会い」を楽しむための時間をもっとたくさん残しておこうと思う。

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