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- スマホ成長鈍化の穴を半導体「AI ASIC」が埋めるか。メディアテックの26年データセンター出荷目標は20億ドル
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スマートフォン市場がメモリ価格の上昇と末端需要の変化の影響を受ける中、メディアテック(MediaTek)の今年の株主総会の焦点は、もはやスマホ向けチップのシェアだけではなく、データセンター、車載、AI ASICが次の成長源になれるかどうかに移っている。
メディアテックの蔡明介(Ming-Kai Tsai)会長は、AI応用はまだ発展の初期段階にあり、データセンターには大きな成長機会があると述べた。同社の今年の特定用途向け集積回路(ASIC)事業の出荷目標は20億ドルであり、来年は数十億ドル規模に達する見込みだ。
メディアテックは5月29日に株主総会を開いた。蔡明介会長は、同社が前日に29周年を迎えたことに触れ、これまで市場の変化に合わせて競争力のある製品を投入してきたとし、AI世代においてはエッジとクラウドの両方で布石を打っており、今後も相当な成長機会があるとの考えを示した。
「AI ASIC」がデータセンターの新たな成長軸に
蔡明介会長は、メディアテックは多角的な展開により2026年も業績は堅調に成長するとする。スマホ市場はメモリ価格の大幅な上昇による影響を受けているものの、コネクティビティ、コンピューティング、車載事業で新規顧客の獲得が続いており、シェアが向上している。また、データセンター事業も今年から収益に貢献し始めている。
「ASIC事業がスマホ向けチップを超える可能性があるか?」という株主の質問に対し、蔡明介会長は、スマホは依然として来年、さらには今後数年間にわたってメディアテックの最も重要な製品ラインであり、5Gから6Gへの進化が引き続き技術開発を牽引すると述べた。一方で、データセンター向けASICの機会は急速に拡大しており、メディアテックの今年のASIC出荷目標は20億ドル、来年は数十億ドルの成長が見込めるとした。
メディアテックの蔡力行(Rick Tsai)副会長兼CEOも営業報告の中で、AIデータセンターの需要が急速に成長しており、あらゆるAI応用が産業革新を推進し続け、末端製品へのAI技術導入を加速させていると指摘。これにより、ハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)と高速ネットワーク接続の構造的な需要が大幅に押し上げられていると述べた。



















