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- 回復基調にあるテック株に参入するのを2027年まで待つべき2つの理由

- テック株は急騰しているが、ソシエテ・ジェネラルのマニッシュ・カブラ(Manish Kabra)は、2027年初頭により安全な参入機会が訪れると述べている。
- ハイパースケーラーのフリーキャッシュフローは2027年第1四半期にプラスへ転じる見込みだという。
- カブラは、ハイパースケーラーの設備投資対売上高比率などに注目するよう助言した。
テック株が再び市場で最も熱い取引となっている。しかし、ソシエテ・ジェネラル(Société Générale)の米国株式チーフストラテジスト、マニッシュ・カブラ(Manish Kabra)は「焦りは禁物だ」と警告する。
2026年初め、「AIへの懸念」からテック株が急落し、このセクターのバリュエーションは市場全体と比べて歴史的な割安水準まで低下した。この急落を受け、ウォール街のストラテジストたちは、割安価格で参入できる機会が訪れたとして、投資家に対して再び取引に加わるよう促した。
実際、同セクターはその後急騰し、ステート・ストリート(State Street)のテクノロジー・セレクト・セクターSPDR ETF(XLK)は3月30日以降18%上昇、ナスダックは4月半ばに過去最高値を更新した。
しかしカブラの見立てでは、より安全な参入機会は先にある——おそらく2027年初頭になるという。
カブラは4月15日にBusiness Insiderのインタビューに応じ、大規模なAI戦略を追求する巨大IT企業であるハイパースケーラーに関して注視している2つの指標を挙げた。いずれもAI投資とその収益化に関連している。カブラはこれらが「買いシグナル」になるとみている。
第一はフリーキャッシュフローの水準だ。ハイパースケーラーのフリーキャッシュフローはAIインフラ構築への投資を続けている影響で、2024年初頭から四半期ごとに減少傾向にある。
ソシエテ・ジェネラルは、以下の企業をハイパースケーラーに分類している:アマゾン(Amazon)、アルファベット(Alphabet)、メタ(Meta)、マイクロソフト(Microsoft)、アリババ(Alibaba)、テンセント(Tencent)、オラクル(Oracle)、バイドゥ(百度)、IBM、コアウィーブ(CoreWeave)、ネビウス(Nebius)、セールスフォース(Salesforce)、チャイナ・モバイル(中国移動通信)、チャイナ・テレコム(中国電信)、チャイナ・ユニコム(中国聯通)
カブラは、これらの企業の合計フリーキャッシュフローが2026年末までにマイナスへ落ち込み、2027年初頭にプラスへ回復すると見ている。

フリーキャッシュフロー水準の高さは、健全なバランスシートを示すとして、いわゆるクオリティ株の条件となることが多い。
「それがプラス方向に転じる必要があるが、私の分析では2026年中にそうなるとは思えない」とカブラは述べている。
「バリュエーションは調整を経て非常に魅力的な水準にあるが、テック銘柄を大幅に『オーバーウェイト(投資対象への配分比率を、基準より高くすること)』とするには、フリーキャッシュフローの好転が必要だ。それが実現した瞬間、テックセクターに対する市場の見方は極めて強気なものになるだろう」
カブラが注視する第二の指標は、ハイパースケーラーの設備投資対売上高比率だ。ハイパースケーラーはデータセンターなどへの投資を数年にわたって続けており、メタ、アマゾン、アルファベットの今年のAI投資額は、合わせて約6000億ドル(約95兆円)に達すると見込まれている。これは2025年の約2倍に相当する。

昨年、投資家はこのAIへの投資拡大に苛立ちを募らせ始め、収益化に向けた具体的な道筋を求めるようになった。
カブラもそうした進展を確認したうえで、このセクターをオーバーウェイトにする意向であり、その時期は2027年第1四半期になるとみている。
「それこそが注視すべき重要なシグナルだ。最も重要なシグナルと言っていい」
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