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- 生産性が100倍になるエージェントAI時代。経営者は「組織をゼロから再設計」できるか

エージェント型AI(Agentic AI)、フロンティアエージェント(Frontier Agent)など、さまざまな呼び方をされているが、より自律的に動作するソフトウェアが今大きな注目を集めている。
特に注目されているのは、企業内でホワイトカラーの業務を代替するエージェント型AIだ。
アンソロピックの「Claude Cowork」、マイクロソフトの「Microsoft 365 Copilot Cowork」、OpenAIの「エージェントモード」などがその代表例だ。現在は、オープンソースで企業のオンプレミス環境やローカル環境などで動作する「OpenClaw」、そしてそれにガードレール機能などを付加したNVIDIAの「NemoClaw」などもある。

企業のクラウドベースのAI利用コストが上がり続けている状況もあって、オープンソースのコードを自社のオンプレミスなデータセンターで動かせるOpenClawやNemoClawの注目度は上がり続けるばかりだ。
デルが5月18日より開催し、筆者が現地取材した「Dell Technologies World 2026」でも同様の熱気は感じられた。デルはPCやソリューションを手がけつつ、自社内業務のエージェント化を進めている。同社のジョン・ローズCTO(最高技術責任者)のコメントから、その効果と「エージェント時代に必要な経営者のマインド」を探ってみよう。
エージェントと人間それぞれ得意・不得意がある

ローズ氏はエージェント型AIの効果について、現在人間に任されているホワイトカラーの業務が、高い生産性で処理できると評価している。
ローズ氏によると、現在のホワイトカラーの仕事の大半は次の3つに分類できるという。
- 文章作成などの「生産性業務」
- 部課の業務をこなしていく「業務処理」
- 「調整」
このうち調整に関してはまだ「人間に敵わない」とローズ氏は言う。
「訓練されたエキスパートが必要とするような業務、例えばセールス担当者などに関しては行き過ぎだと考える。
しかし、エージェントが得意な仕事をやらせれば人間よりも効率的に行なうことが可能だ。このため、今後企業は自分達の仕事のうちどれはエージェントが得意で、どれは苦手なのかを検討していく必要があるだろう」(ローズ氏)
AIがホワイトカラーの仕事をすべて代替するというのではなく、すみ分けが必要だということだ。
ソフトウェア開発ではエージェントAIで生産性100倍に

こうしたエージェント型AIが人間よりも高い生産性を実現しているのは、ホワイトカラーの業務だけではない。
既にソフトウェア開発にはこうしたエージェント型AIが多用されており、AIがコードを書いたり、デバッグしたりということを人間の代わりに実行している。
ローズ氏は、ソフトウェア開発がそうした「エージェントが得意な業務・不得意な業務」が何かを理解する上で多くの企業にとってよいサンプルになっているという。





























