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- スペースX株のオプション取引から見えてくる「短期かつ劇的な株価変動」に期待する個人投資家の本音
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ビッグテックの動向

6月12日に史上最大規模の新規株式公開(IPO)を果たしたスペースX(SpaceX)。取引開始から4日間で大量の記事や動画が拡散されたので、正直もう食傷気味という読者も多いことと思います。が、同社が打ち立てた新記録をもう一つだけ頭に入れる余裕はあるでしょうか。
米国編集部エグゼクティブエディターのジョー・チョッリ記者から、オプション市場の気になる動きを伝えてもらいます。
6月16日にスペースX株のオプション取引が初日を迎え、記録的な活況を呈して取引高は180万枚となり、2012年にフェイスブック(Facebook)、現在のメタ・プラットフォームズ(Meta Platforms)が記録した36万4000枚を桁違いに上回りました。
2021年1月にビデオゲーム小売りチェーンのゲームストップ(GameStop)株が急騰した史上空前のショートスクイーズを記憶している読者の方は、オプション取引が絡むと相場が特に荒れやすくなることをご存知と思います。
オプションは「市場の上に成立する市場」、つまり需給で価格の決まる株式や商品など原資産がまずあって、その価格変動をベースにした派生商品(デリバティブ)を取引するものです。
オプション取引を利用することで、保有している株式など金融資産の価格が変動した時にこうむるリスクを回避(ヘッジ)できます。一方でそれはリスクを取ってレバレッジ効果によるリターンの増幅を狙う投機の手段にもなり得ます。コロナ後の個人投資ブームで人気を博したのは後者の用途でした。
テスラ(Tesla)やエヌビディア(Nvidia)のような個人投資家に人気の(しかもすでに十分値動きの激しい)銘柄にすら、オプション取引などを活用して2倍の投資成果を目指すレバレッジ型ETF(上場投資信託)商品があるくらいで、いかなる状況においてもリスクを追い求める果敢な投資家は存在するわけです。
オプション取引開始初日の結果をもって包括的な結論を導き出すのは性急すぎるもように思いますが、大まかな傾向を把握しておくことには(スペースX株の今後を見通す上で)十分意義があるのではないでしょうか。
ポイントを以下に整理しました。なお、上昇率はオプション取引が始まった6月16日火曜日の終値(201.8ドル)を起点にしています。




























