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- アマゾン、AIデータセンターの「未来対応」競争に参戦…AWS社内文書から判明した「タイタス・プロジェクト」の全容
連載
ビッグテックの動向

- AWSの「タイタス・プロジェクト」が新たな液体冷却システムを導入し、AIデータセンターの展開を加速させている。
- アマゾンは今年、過去最高となる2000億ドル(31兆5000億円)の設備投資を計画している。
- AIブームがクラウドプロバイダーの物理インフラを根本から作り変えつつある。
アマゾン(Amazon)は、AI時代に向けてデータセンターという巨大施設を「未来対応(future-proof)」にするため、その建設方法を刷新しつつある。
Business Insiderが入手した社内計画文書によると、「Titus(タイタス)」と呼ばれるAWSの社内プロジェクトは、次世代AIハードウェアの要件を満たすべく施設の設計を刷新するとともに、データセンターの建設を劇的に加速させることを目指している。
ある社内文書には「タイタスのプログラム群の目標は、AWSの次世代データセンター設計を実現することだ」と明記されていた。
AIシステムの電力消費が増え続け、データセンターに従来の設計の限界を超えるような負荷をかけつつあるなか、この取り組みはAIブームがクラウドコンピューティングを支える物理インフラをいかに作り変えているかを浮き彫りにしている。
一連の文書によると、AWSはより迅速な展開スケジュール、高度な液体冷却システム、そしてより柔軟な電力アーキテクチャ(設計思想)の実現を追求する一方で、排出量目標や厳格な騒音基準への対応も図っている。
アマゾンにとって、AIインフラ構築の優先度は高まる一方だ。同社は今年、過去最高となる2000億ドル(31兆5000億円、1ドル=157.5円)の設備投資を計画しているが、その大部分がAIデータセンターに関連している。また、Business Insiderが以前報じたように、同社は社内で「Houdini(フーディーニ)」と呼ばれるモジュール型データセンターの独立プロジェクトも立ち上げた。4月には、AWSのインフラサービス担当バイスプレジデントのプラサード・カリャナラマン(Prasad Kalyanaraman)氏を、同社の精鋭幹部グループ「Sチーム」に昇格させている。
建設の迅速化と液体冷却の拡充
ある文書によれば、タイタス・プロジェクトは当初、急増する需要に対応するため、データセンターの建設期間を短縮することに集中していた。しかしその後、プロジェクトの対象は、将来のAIチップに対応できるようにするため、AWSインフラをより幅広くアップグレードする方向へと拡大しているという。
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