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- アマゾン最新「Fire TV Stick HD」レビュー:6980円ながらスリム&動作も快適。海外旅行で使ってみた

アマゾンのストリーミングメディアプレーヤー「Fire TV Stick」シリーズは、日本では2015年の誕生から継続的にラインナップを拡大し続けてきた。
現在までに世界85カ国で3億台以上が販売され、日本国内でもパナソニックとJVCが「Fire OS」を採用したスマートテレビを商品化している。
2026年4月末にはFire TV Stickシリーズのエントリーモデルに位置づけられる「Fire TV Stick HD」の最新モデルが発売された。
ハードウェアの合理化とユーザーインターフェースの抜本的な刷新により、前世代から大きな変貌を遂げた。新製品を海外取材に持ち出しながら試してみた。
Fire TV Stick HD(第2世代)
- メーカー:アマゾン
- 直販価格:6980円(税込)
- 発売時期:2026年4月
スリムになった本体。携行しやすく設置も簡単

最新のFire TV Stick HDで、大きく変わった点のひとつがデザインだ。本体の横幅は前モデルと比較して30%スリム化され、HDMIポートとほぼ同等の幅に収まった。放熱設計の最適化により、熱処理対策も強化されている。
デバイス側の給電ポートにはようやくUSB Type-Cが採用された。さらに、テレビやモニター製品の多くが搭載するUSB Standard-Aポートから、Fire TV Stick HDへの給電が正式にサポートされた。
別個の電源アダプターを必要としないため、テレビ周辺の電源ケーブルのレイアウトがシンプルになる。Fire TV Stickを旅行に持ち出す際には、USBアダプターが不要になるメリットもあった。

付属するUSBケーブルは、デバイス側のコネクタがL字型なので、テレビのHDMIに挿した時にほかのデバイスにつながるHDMIケーブルとの干渉を避けやすい。
また、最新のAV1コーデックへの対応やWi-Fi 6の搭載により、フルHDコンテンツをより低帯域かつ安定した環境で再生することが可能だ。
新しい軽量OSの導入による快適動作
オペレーティングシステムには、アマゾンが独自にLinuxベースで開発した「Vega OS」が採用されている。
同じカテゴリーの商品では、2025年モデルのFire TV Stick 4K Selectに続いてVega OSが採用された格好だ。OSが軽量でありながら、従来のFire OSでも動作していたアプリがほとんど問題なく動く。
アマゾンは今後、スマートテレビにはカスタマイズの自由度が高いFire OSを採用し、Fire TV Stickシリーズにはデバイスのコストメリットを打ち出しやすいVega OSを継続的に採用する考えだ。

Fire TV Stick HDをセットアップして、付属するリモコンによる操作感を試した。あらゆる操作に対する反応がとても速い。
筆者は自宅でまだ10年前に発売された、グーグルのテレビ向けスマートOSを搭載したスマートテレビを使っているが、リモコンによるホーム画面やアプリの操作性がもっさりとしているので、新しいFire TV Stickシリーズを体験するともう後戻りができなくなる。
動画配信サービスのコンテンツをテレビで観る時には、Fire TV Stickをメインのデバイスとして使っている。
アプリにもアクセスしやすい
2026年モデルのFire TV Stick HDの発売に合わせて、アマゾンはユーザーインターフェースを刷新した。この中にも大きな変更点がいくつかある。
ひとつはメニューバーの位置が画面中央部からトップに移動した。これにより、画面全体の視認性が上がり、コンテンツが探しやすくなる。

特筆すべきは、Fire TV Stickにインストールしたアプリにもアクセスしやすくなることだ。ホーム画面に表示できるアプリのアイコン数は、従来6件までだった。アップデート後は最大20件にグンと広がる。
ホーム画面上で一目で俯瞰できるのは10件までになるが、右にスクロールして残り10件にアクセスできる。よく使うアプリを、横並び表示のリストの前側に並べ替える機能も加わった。
ホームボタンを長押しすることで、画面の右側に表示される「ショートカットパネル」は、ビデオを再生したままディスプレイ設定やオーディオ、スマートホームデバイスの操作を可能にする。
アニメ系コンテンツを探しやすくまとめてくれる
もうひとつは、ホーム画面のトップにカテゴリタブを新設して、さらに「アニメ」タブを追加したことだ。
「アニメ」タブについては、アニメ系コンテンツを多く視聴する、日本のユーザーに向けた独自機能であり、他国には存在しない。
日本のコンテンツカタログは膨大であり、すべてを視聴するには90年近くを要するとされるが、新しいUIではこれらを「2026春アニメ」「エモーション」などのサブカテゴリに細分化して、意中のコンテンツを見つけやすくしている。
ほかにもスポーツや映画、そしてライブコンテンツのカテゴリタブもある。

なお、アメリカにFire TV Stick HDを持ち出したところ、カテゴリータブに「スポーツ」と「ニュース」が表示された。ニュースにはABCにFOXやCBS、CNNなどアメリカを代表する大手ニュースブランドがFire TV向けに提供するアプリサービスが画面に並んだ。

アンビエントモードでは2000点を超える壁紙画像をFire TV Stickのプラットフォームに収録した。テレビがスタンバイ状態の時に、絵画や写真、モーションアートを画面に常時表示してデジタルアートのように楽しめる。
無操作状態からアンビエントモードへの切り替えと、アンビエントモードのタイムアウトまでの時間もユーザーが自由に設定できる。

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