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- Robot.comのCEOは人間を「望まない労働」から解放することを目指している

- スタートアップのRobot.comは、さまざまなタスクに対応できるよう、異なる形状や機能を持つロボット群の開発を進めている。
- 同社は現在、500台以上のロボットを運用しており、その大半が配送業務を担っている。
- Robot.comは反復的で単調なタスクの自動化に重点を置いているという。
Robot.comの共同創業者兼CEOであるフェリペ・チャベス(Felipe Chavez)にとって、ロボットの未来は、のどかなヨーグルトのCMのようなものかもしれない。
これは冗談ではない。6月4日にBusiness InsiderがサンフランシスコにあるRobot.com本社を訪問した際、チャベスはノートパソコンを取り出し、ギリシャヨーグルト「チョバーニ(Chobani)」のCMを再生してみせた。
その映像は、スタジオジブリのアニメのような不思議な魅力があった。軽やかなフルートの音色が流れるなか、無邪気に遊ぶ子供たちの姿が映し出され、農家や動物、そしてロボットが自然と平和に共存している。そこには調和があり、そしてヨーグルトがあった。
チャベスが思い描く世界では、有機的な自然環境が重視され、動物は「非常に重要な存在」とされる。そして人間は、芸術や料理といった自分の好きなことに打ち込む。余計なことや単調な仕事に時間を費やす必要はない。ロボットの恩恵があるからだ。
「当社の使命は、現実の世界に自動化をもたらし、人間を望まない労働から解放することだ。それによって、人間は自らの有意義な人生を真に追求できるようになる」と彼は語った。
これは、Robot.comの事業戦略を、より高尚に表している。つまり同社は、離職につながりがちな退屈で反復的な肉体労働を、まずは機械に担わせようとしているのだ。
チャベスがこの考えに至ったのは、自身が最初のスタートアップで配送業務を行っていたときだった。2017年に大学キャンパス向け配送ロボット企業のKiwibot(後にRobot.comへ改称)を立ち上げる前、彼は母国コロンビアでインスタカート(Instacart)に類似した食料品配送会社を経営していた。そのスタートアップは外部資金を調達せずに運営していたため、時にはチャベス自身が配送を担当することもあった。
「あの会社での経験を通じて、手作業による労働がいかに体力を消耗し、いかに退屈なものかを痛感した」と彼は振り返る。
Robot.comは500台以上のロボットを展開し、これまで250万回以上のタスクをこなしてきたという。約400台のロボットは依然として配送用だが、同社は倉庫業務、フードサービス、さらにはロボットを移動式広告看板として活用する広告分野など、他の領域への拡大を進めている。

同社が提案しているのは、あらゆる作業をこなせる汎用人型ロボット(ヒューマノイド)ではない。チャベスが思い描くのは、多様なロボットで構成される「エコシステム」だ。それぞれ異なる形状のロボットが、個別の小さなタスクを担う。
彼は、Robot.comのフードデリバリー事業での事例を挙げた。ロボット配送事業が拡大するにつれ、飲食店の従業員には新たな雑務が生じることになった。テイクアウト用の容器をロボットの中に入れるために、わざわざ店の外まで歩いていかなければならなくなったのだ。
この新たな作業が摩擦を生んだ。チャベスによると、顧客企業は従業員に新たな業務を教えたり、場合によっては追加で人員を雇ったりしなければならなかった。つまり、ある作業を自動化したことで別の作業が表面化し、それに対処するために同社は「マニピュレーション・ソリューション」、すなわち物をつかんで扱えるロボットの開発を考えるようになった。
現在、同社は労働を具体的なタスクに分解して分析し、どの部分をロボットで代替できるかを見極めているところだという。同社が今後開発するロボット群は、シンプルな基準に従うことになる。
「人間が2本の指でできる作業であれば、当社のロボットでもできる可能性が非常に高い」




























