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【5月22日 AFP】アフリカ・コンゴ民主共和国(旧ザイール)で発生したエボラ出血熱は、流行が特定され緊急事態が宣言される数週間前から国内で感染が広がっていた。その間、影響を受けた地域社会では、この病気が「呪術による病」だと考えられていた。
コンゴの人口は約1億900万人。広大だが貧しい国だ。
世界保健機関(WHO)は17日、コンゴで17回目となるエボラ流行を「公衆衛生上の緊急事態」に相当すると宣言した。
だが現地人の証言によると、感染力の非常に強いエボラ出血熱の最初の感染疑い例は、4月中旬から金(ゴールド)の産地として知られる北東部イトゥリ州の鉱物採掘地域モンバワルで確認されていたという。
イトゥリ州は、さまざまな武装勢力が長年にわたり跋扈(ばっこ)し、虐殺が定期的に報告されるなど治安が悪い上、交通の便も悪くアクセスも困難だ。
サミュエル・ロジェ・カンバ保健相は19日、「残念ながら、住民が『呪術による病』にかかっていると思い込んでいたため、コミュニティー内で警戒感が広がるのが遅れた」と述べた。
モンバワルの住民であるジョン・バトソシさんがAFPに語ったところによると、イトゥリ州の州都ブニアからモンバワルに感染が疑われる患者の遺体が返された後、「遺族がひつぎを交換することを決め」、最初のひつぎは「若者たちによって燃やされた」という。
だが、地元の伝統的首長(トラディショナル・チーフ)たちの一部が「ひつぎを燃やす前に儀式を執り行うこと」を希望した。
「その後、死亡者が相次ぎ、1日に3~5人が死亡することもあった」「そのため、人々は『これらの死は伝統的首長たちがかけた呪いのせいだ』とうわさし始めた」とバトソシさんは語った。
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